見出し画像

ジミン氏に思うこと (①プロパガンダについて)

これから三回に渡りBTS関連のことを書いていきます。

一回目は、韓国という国の中のBTSについてです。

今回彼らは文大統領から文化特使に任命されました。大統領の特別使節です。

個人的に韓国という国は日本が嫌いなのだと思っています。ちなみに私は歴史には大変疎く、一番の苦手科目でもありました。ですから、本当に知識はないですし、間違えた認識も多々あるかと思っています。

私もお隣の国は、政治的に言えば好きではないですし、また、今の我が国も然り。好きではありません。かつては誇りに感じていた日本も、少しずつ政治の方向性が果たして良いものなのか、疑問に感じています。

話を戻しますが、最近フィフィさんの動画が反響を呼んでいて、それは、すでにアップされた日に私は拝見していました。というのも、フィフィさんのファンなので、チャンネル登録をしてしますし、通知設定により、初期段階に観ることができるのです。

内容は、BTSの大ファンの私でも、驚くことではなかったです。

要するに、彼らの人気は国のお金で作られたもの、国のプロパガンダの一つである、というような内容です。

驚かなかったというのは、その指摘に同感、賛同していたというわけでは全くなく、世の中わからないことがほとんどであるから、真実はわからない、そう思ったのです。フィフィさんの話が事実かもしれませんし、真実の要素は少しくらいあるかもしれないし。

日本人の中には、嫌韓で、そういう彼らを敵視する方も多いようです。でも政治的に追い込まれた国家の立場ならばグローバルに有名となった彼らに、少しでも助けてもらいたい、と思うのは自然でしょう。県の観光大使と同じではないでしょうか。

フィフィさんは大好きですし、考え方も賛同できる時が多いです。ですから彼女に対しても否定的な感情は湧きませんでした。しかし、コアなファン「Army」アーミーたちの一部は彼女をネット上でかなり攻撃していたようです。その行為には賛同できません。

さてこのフィフィさんの動画を見て、私が何を感じ、考えたのか。

二回目にも通じる話ではありますが、仮に政治的協力、プロパガンダ的な存在、を彼らが認め、受け入れ、活動している、またはしていく、とした場合、それは今の彼らのあまりにも大きな存在価値なら致し方無いことではないか。彼らの「母国に協力したい」という気持ちは大変自然な感情ではないかと思うのです。

ただ

「彼らのスタート」はどうだったのか、これに私は想いを馳せています。

過酷なトレーニングを積み重ね、デビューを夢見ていた少年たちは、単なる歌いたい、踊りたい、その夢を追いかける純粋な少年であったはずだと。

そんな時に国家とか政治とか、外交などと考えることは微塵もなかったはずであると。そう信じています。7年以上前の話ではありますが。

ジミン氏は、芸術高校舞踏科に首席で入学しています。また特待生での留学もしたそう。

勉強も大変優秀だったようですが、芸術への道に進みたい、と両親を説得した、釜山の可愛らしい少年だったと思うのです。

私も音楽以外は考えられず、音大へ進んだ立場です。ピアノが好き、歌うことが好き、そんな純粋な気持ちだけしか存在しなかったのです。ですから、彼らがみな、お金とか、ステイタスとか、そのようなことを思って厳しい練習生の日々を乗り越えたのではなく、舞台へ立つ未来の自分を強く信じて努力してきた先に、今がある、そう思うのです。

従ってフィフィさんのお話が事実でも、彼らに対する応援の気持ちは変わらないですし、逆に時の経過とともに取り巻く環境が変わるのは自然なことですから、彼女を非難するのは全くおかしなこと、と思います。

ちょうど今オリンピックの真っ只中ですが、つくづく世界平和の難しさを感じてしまう大会になり残念です。もちろん光の当たる場所には、選手の方々の素晴らしい活躍と、尽力されている多くの方々いて、初めて成立するイベントである、と思っています。

BTSが作られた人気であるとか、政治利用されているとか、そんなことは私はどうでもよく、歌って踊る彼らの才能と今までの努力を讃え、応援したいとシンプルに思うのみであります。

(②に続く)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?