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死に物狂い

自分は頑張っていると思う。ずっと。でもここに来て・・・この数年違うのかもしれないと思い始めた。小さな頃から、かけっこも、ピアノも、勉強も、受験も、「死に物狂い」で何かをしてきたわけでは無い・・・気がする。音楽はもちろん得意だったし、他のことも割と普通にすり抜けてきた。もちろん高校受験期は朝方近くまで勉強したり・・・はあったけれど。

大学の授業もそうだった。飛び抜けた成績の良さはなく、落ちこぼれでも無い。

今の仕事は天職だと思うことが出来る。何より、レッスンしている時間は素の自分として最高に幸せ。

ただ抜き出てすごい人や素敵な人は、死に物狂いで努力をしていると確信している。だからこの歳になって気づくのは遅いけれど、今日はもうこれ以上は無理、というところまで、頑張ってみようかな・・・と感じて最近は、そうしている。

身体からSOSが発信されるまでは、あと一歩進められるかな、という気持ちで生きていこうと思う。

「人間、死に物狂いでやればそれなりにアップするんだなぁ」という次男の何気ない言葉が刺さった。もちろん本人は一般論としての呟きだったけれど。

「もうちょっとだけ頑張ろ!!」と今更ながら思った、というお話。

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