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JYPとマユカ

現在虹プロ2、やっていますが。初代、虹プロが生んだスター<NiziU>。

JYPさん(芸能事務所JYPのパク・ジニョン氏)の、アーティストに求めるものが、新鮮で、心底納得するものなので、ここに書き留めたいと思います。

「カメラを気にしなくても良い人になってください。」彼の言葉は衝撃的でした。要は、裏表の無い人になりなさい、ということ。

昨今の某日本大手事務所の諸々も、聴衆に見せる一面と、素の自分がかなりかけ離れている場合、それが流出する時代になりつつあります。JYPさんは、歌唱力、ダンススキルは当然ですが、アーティストの<人間性>も同じくらい重視します。結果として芸能界で長続きするのは、いつ誰に何を見られても良い生き方が出来る人だと思います。

さて<NiziU>を生んだ虹プロオーディション。強烈に心に刻まれているのは、マユカ(親しんで呼び捨てにさせてもらっています)のエピソード。彼女は、当初とても素朴な雰囲気で、さほど視聴者の目には止まらない地味な感じでした。それが、あれよあれよと、歌やダンス、ステージでの空気感、スキルを高めます。全て彼女の<謙虚な努力>の賜物です。 のちにメンバーとなる他の子が次々とストーン(JYPさんの評価の証)をゲットする中、彼女は本当に終盤まで一つも貰えていませんでした。 印象的だったのは多くのコンテスタントが「早くストーンをもらえるように頑張りたい」と、ストーンに言及していきますが、彼女は、記憶が確かなら、そうではなかったです。「早く上手になりたい」「みんなの足を引っ張らないように練習を沢山したい」 そんなことを言っていました。健気とはこういう人だと。(今でも泣けてきます)  

そしてオーデイションの終盤、歌もダンスも、コーチ陣からの高評価も貰えた彼女に、インタビュアーがこう言います。「・・まだそういえばストーンないんですね?」  彼女は答えます。「・・・そうなんです。まだ貰えてなくて・・・」 はにかみながら。  まさにJYPイズムが求める謙虚で真面目で芯のある少女でした。 日本人の引っ込み思案とも少し違い、今優先すべきことをわかっている、地に足のついた女の子でした。

デビューメンバーに選ばれる直前、ストーンの無い彼女に、当のジニョン氏も改めて驚き、一度に何個ものストーンを彼女に与えました。感動の場面です。

デビューした<NiziU>のマユカは、その後サナギが鮮やかな蝶々に変身するように、素敵でクールビューティなアイドルとなりました。ですが、ハートはあの頃のまま。もちろん他のメンバーも。JYPさんの教えを守る、裏表のない優しい女性たちだと思っています。

韓国デビュー曲「HEARTRIS」今年最高の楽曲だと思います。
(ノリノリで元気が出ます。まだの方は是非聴いてほしいなぁ。)

現在進行形の虹プロ2は日本の男子がコンテスタントですが、そのようなJYPイズムが、変わらず受け継がれています。

性善説が嘘ならば、シンプルに「良い人、優しい人になりましょう。」と大人がはっきりと言えばいいのだと思います。 

私もアラカンのおばさんですが、裏表のない、誰に見られても良い生き方をしていきたいと思っていますよ。

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