見出し画像

譲れない軸に気づいたとき

働く上で誰しもが「確固たる軸」を持っているのではないか。

例えば「定時で帰れる」とか「賞与がある」とか。
「企業理念に共感できる」とか「自己成長が見込める」とか。
人それぞれ価値観は異なるし、何を大切にしてもよい。
というか、むしろ大切にしないと、いつか崩れてしまうんだと思う。

数年前に購入し、本棚に飾っていた本を手に取り、
読み進めていく。


なぜだろう。自分の大切にしたい軸がじわじわと思い浮かぶ。
とっさに携帯のメモに書き込んでいく。

どうやらわたしには3つの軸があるらしい。

  1. 企業の長期戦略にわくわくできるか

  2. その思いに共感できる仲間と働けるか

  3. その組織で自分の成長が見込めるか


1.企業の長期戦略にわくわくできるか

まずはこれにつきる。
この会社が今後どのように事業を拡大して
どれだけのインパクトを社会に与えたいと考えているのか。
経営層の方に伺い、わくわくする企業を選ぶようにしている。
面接で深いお話が聞けるとめちゃめちゃ楽しくて盛り上がる。
盛り上がらなかった企業は大抵落ちる。

2.その思いに共感できる仲間と働けるか

順位としては2番目だが、これは入社してみないと分からない。
面接で話す方は企業の代表だから、大抵いい人が出てくる。
問題は現場で共感している人がどれだけいるか。
職場体験などがあればいいのだが…。

3.その組織で自分の成長が見込めるか

数年後にどんなキャリアが歩めるのか、
どのような人事制度なのかを聞いてみて
イメージできるかどうかで判断している。
割とわたしの中で優先順位高めだと思っていたけれど、
今回振り返って3番目にあたることに気づいた。

今、とても悩んでいる。
1番と2番で悩んでいる。何なら病んでる。
特に2番目に関しては、
とりあえず今までの人生に感謝したい。
なんとなく感じてはいたが、
本当に周囲の人に恵まれて、支えられて。
ここまで歩んできたのだと、30歳になって改めて気づいた。

そう再認識するほど、現在の環境は劣悪だ。
なぜ、このような環境が作り上げられたのか。
今までなぜ、誰も改善しようとしてこなかったのか。
そしてなぜ、改善の責任を私が担わなければならないのか。
理解に苦しむ。ストレスってこんなに溜まるのか。

2番目がストレスだと1番目も疑いにかかる。
このような環境下で、共感して企業成長に携われるのか。
というか、周囲の人はこの企業に共感しているのか。
むしろ、わたししかいないのでは?
え、孤独感しかないんですけど?
といった感情に陥ることがしばしばある。

譲れない軸を見ないふりをして、
会社の期待に応えることに疲れた。
自分らしさを見失っていないだろうか。
30歳最後の1ヶ月、自分にもっと向き合って。

気晴らしに少し遠出してみよう。
春がもう、すぐそこに。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?