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中小企業社長の頭ん中/自社商品は中小企業の夢か?前半

こんにちは。すずきです。
今回はいつも自分が「自社商品」に対して思っていることをお話ししたいと思います。

私は35歳で中小企業を2代目として引き継ぎ、自分たちで開発した自社ブランドを武器に、全国・東南アジアに向けて、日々悪戦苦闘しながら業界トップランナー目指して頑張っている45歳の「自称」メーカー社長です(笑)

普段から色々な経営者と会って話す事がありますが、
「御社は自社商品を持っていて良いですね!中小企業が生き残っていく為には自社商品を持って、色々な企業に提案して行ける強みは無限大ですもんね!」
といった感じの事を言って頂く事があります。

私にとって自社商品は、「自分たちの経験や技術・ノウハウをお客様に受け入れて頂き喜んでもらう手段」です。

自社商品を持つことで、ビジネスに関して考える視点が大きく変わった事は事実です。

でも、自社商品が勝手に走り出し、自社の経営を助けてくれる訳ではありません。
どちらかと言うと手の掛かる子供で、そのくせ自ら成長はしてくれません笑

自社商品を生み出すのは簡単ですが、育てていくには非常に難しい局面がたくさんあり大変です。お金もたくさん掛かるし・・・
でも、お客様に数あるメーカーから選んでいただけると本当嬉しいです。

そして自社商品は経営者のビジネススキルを格段と上げてくれます。

特にマーケティングに関しては、下請け企業だった時と比べると数十倍・数百倍、、、
いや、もとがゼロという風にも言えるので、たしかに無限の可能性になったと言えるでしょう。

「大事な事は自社商品から学んだ」などと、格好の良い事を言ってみたいところですが、自社商品は自ら成長につながる要求を直接言ってはきません。
ただひたすらに献身的にお客様に尽くし続けるのみです。
だからこそユーザー様からの苦言・提案・要求は開発要素の源泉です。

そしてその開発は売上利益を確定させるものではありません。
開発費用と販売可能性を踏まえて取捨選択していかなければなりません。
そこは下請けのように発注者からの要求は売り上げに直結するのとは状況が異なると思います。

そう言った判断・決断を乗り越えていく事で、中小企業として成長して行く事は間違いありません。(後半へ続く)


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