マスクの森、少しづつ溜まるストレスに注意
御蔵島の森を久し振りに歩いていた
毎年何度も通っている島
今年(2020年)は新型コロナウィルスの影響で
日常生活でもマスクを着用
外出も旅行も容易には出来ない
8月になりようやく島へ行くことが出来た
島の中は例年より人が少なかった
ここでもマスクを着けて過ごした
感染したくないし、感染させたくない
みんな思いは同じだ
そんな中、誰もいない森へ行った
海を渡る風、鳥や虫の声、深い緑
森はいつもと変わっていない
しばらく歩いてから
マスクを外して鞄にしまった
口元に当たる風が気持ちいい
マスク越しでは分からなかった
緑の香りが心地よく鼻を刺激する
大きく深呼吸をする
新鮮な森の空気が肺いっぱいに広がる
ゆっくりと、何度か繰り返すうちに
指先まで空気が行き渡り
全身がスッキリする
自然はやはり気持ちいい。
実は、
ここまでは予想通りだった
マスクを外すことで感じられる
予想通りの反応だった
そのまま
自然の心地良さに包まれて歩いていると
マスク越しでは得られない爽快感
直接森の空気を吸い込むことで感じる
自然との一体感
今まで当たり前に感じていたことが
とても有り難く思えた
そして
予想外の反応が起きた
「今、元に戻った?!」
一瞬何が起きたかわからない
自分を覆っていたベールがはがれたような感覚
閉じていた蓋が、開いたような感触・・・
「そうか、気づかないうちに感覚が鈍り
それが今、元に戻ったんだ」
今年の春先からマスクを着け
外出を自粛する生活
人よりは意識して身近な自然に触れ
五感を意識して生活はしていたが
いつの間にか感覚は鈍っていて
そのことに
自分で気づけていなかった
驚きと同時に怖くなった
昔、ストレスが少しずつ蓄積し
それに気づかず
最後は自分を見失い
身体が動かなくなったことを思い出した
溜まって行くストレス
鈍って行く感覚
少しずつ、少しずつ、
時間をかけて起きる変化は気づきずらい
気付く頃にはその変化は大きくなっている
大きくなることで、やっと気づくことが出来る
身体も心も感覚も
大きく崩れてしまうと
戻るためにはより多くの時間とエネルギーが必要になる
そうならないために
自覚があってもなくても
身体は休むことが必要
心は安らぐことが必要
今回、久し振りに自然に包まれたことで
感覚が目覚め、同時に自分の変化に気付けない
その恐ろしさを思い出した
日常の暮らしで自然と離れてしまうなら
自然に還る時間を意識してつくり
心と身体をリフレッシュする
同時に自分の状態を振り返る
その重要性を改めて感じた。
森、自然と繋がる旅、マインドフルネスセミナー
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