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TABIPPOの礎。世界一周の夢を叶えるコンテスト「DREAM」の審査を終えて感じたこと。

追記
3年前の記事を少し加筆しました。2023.11.19。

TABIPPOでは13年前の学生団体創立の時から唯一続いているコンテストがある。それは世界一周の夢を叶えるコンテスト「DREAM」。実は昔の名前は、wiz TABIPPOだった話はまたいつかするとして、今年はセミファイナルの審査を担当した。セミファイナルのDREAMのプレゼンを聞いていて感じたことと、これから世界一周をしたい人に向けた文章を書こうと思う。



世界一周の夢を叶えるコンテスト「DREAM」というコンテストがとても好きで毎年すごいねえと言っている。「夢を叶える」というとなんだか遠いように感じてしまうけれど、実際は世界一周をどうやって実行するのかを具体的に考え、実行に向けて着実に進んでいくコンテストに近い。そして、純粋に自分がやりたいことを語ってもらうことはパワーがあり、聞いている側も元気になる。世界一周のテーマはその人の人生そのものに近く、話し手の人生観に浸れることも楽しい。

10年近くもDREAMのコンテストを見てきたから、どんなテーマが最後まで残るのかという感覚もなんとなく分かってきた(なんとなくね)。最後はファイナリストの組み合わせがあるので、正直運の要素もある。だけれども、最後まで残る人には決まった要素はある。

「自分らしさ」をどれだけ語れるか。ユニークさがあるか。時代に合っているか。旅に何を期待しているのか。世の中をどう捉えているのか。これらの要素ががちゃんと合わさったときに、聞いている側はわくわくするし、そしてその人の旅を応援したい気持ちになる。熱量はみんなあるからここではあえて触れない(熱量はもうトップクラスにすごい...。多分、社会人のほとんどが驚くレベルだと思う。)

今回、僕の担当では、「応援」「寛容」「これからの教育」「地元の復興」「自分らしさ」のようなテーマがあった。まさにZ世代っぽいなあと思いながら聞いていたけれども、大学のタイミングでこれだけ世の中に目を向けていることはすごいなあと関心しつつも、本気でもっとよくなる旅のコンセプトを考えながら聞いた。もっとマクロ的な視点(俯瞰した視点)があったらいいねとか、学問領域から攻めたら良さそうとか、発信があったら良さそう等々。ただ、全てを聞き終わって感じたことはまた違った。

たぶん、全体的に「自分1人だけで完結してしまう世界一周」だったように思う。今回の参加者の内容がみなすばらしかったので、一緒に補完しながら旅をしたらいい相乗効果があるだろうなと。例えば、洋服が好きで世界の民族衣装を見て、実際に作りながらまわりたいという子がいた。ただ、話すことが苦手だという。他の子は、世の中にある応援を集めたいというコミュニケーションが得意そうな子がいた。その2人が組んで旅をしたら、面白いことが生まれそうだなあと。

世界一周の夢を叶えるコンテスト「DREAM」は個人のプレゼンではある。ただ、個人の力だけで考えるのではなく、周りを巻き込んで自分の苦手なことは誰かと協力して旅をしたら、自分自身の旅も面白くなるだろうし、世の中にもいい影響を与えられるだろうな、ということを感じた審査でした。「DREAM」はもっと誰かを巻き込んでいった方が面白い。

コンテストの最終審査に残る残らない関係なく、これから自分の計画を考える上で、ぜひ「誰かと強みを生かしあった旅」を考えてほしいなと思う。

みんなのよりいい旅ができること応援して。

そんな、熱い熱い世界一周コンテストに申し込みしたい方はこちらから。本日が締め切り。


ありがとうございます!また新しい旅に出て、新しく感じたことや学びを言葉にできればと思います!あるいは美味しいお酒を買わせて頂きます。そして、楽しい日常をみなさんにお届けできれば。