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楽しいこと 。「旅は出会い」について考える


旅の話をしているとみんな気になるのは「オススメの場所」と「旅の楽しみ方」なんじゃないかな。たしかに旅の話で聞きたいことってだいたいこれなんだと思う。でね、色々な人とイベントをしたし本も記事を読んだんだけど、だいたい「旅の魅力は出会いだよね」とみんな言うんだ。これもたぶん間違いないんじゃないかな。そもそも間違いなんてないんだろうけれど。うん「出会い」は重要。今回は「旅は出会い」ということについて少し考えてみようと思う。

さて。

改めて。

あらためて。

ねえ、旅の楽しさはなに?

という質問に対して、

君は「人との出会い」。と答える。

なんでなんだろう?どういうことなんだろう?

・つながり
・ひろがり

こんな要素が大切なんじゃないかと僕は考える。

繋がりたいという静かな欲望は、なんだか孤独だなあと感じることから始まる。1人旅をしていると孤独を感じる瞬間は多くある。それは、いつもどおり会社に行って家に帰るという生活の中では感じられないものだ。いつもだったら会える人に会えない。いや、会わなくなる。そして、会わなくなって忘れてしまう人もいる。旅という移動によっていつも当たり前にある扉がパタンパタンと閉じて遠ざかっていくのだ。だから、新しい場所にいくとなんだかふわふわしてる自分の足を地につけようとつながりを確かめ、つながりを求める。

時間がたち、日常で溢れていた光が薄れてくると僕は少し不安になる。怖くなる。それは、自分というものがなんだか小さくなっていくように感じるのである。だからこんな時に、新しい繋がりが広がると急に嬉しくなり孤独を少し忘れる。

人は1人で生きていても楽しくはないと知っている。もし、誰もいない砂漠で100年を過ごして死ぬなんて人生があったらどうだろう。それはきっとつまらない。僕らは、誰かがいるから人生は楽しくもあり、つらくもあるのだ。誰かと繋がっているから、自分の人生を誰かと一緒に過ごせるのである。

旅によってなくなるつながりもある。
そして、ひろがるつながりもある。

でも、こうやって自分の世界をちゃんと生きることが楽しさなのではないか。

「つながり」と「ひろがり」

だからこそ、これこそが楽しさの源泉であり、人間らしさ、旅らしさを語る上で大切な要素なのだと僕は思う。何とつながって、何を広げていくのか。もちろん、旅に出る前にはこれは分からない。

僕を語る上では、君が存在していて、君が必要なのだ。

たとえ、それが消えてゆこうとも。

ありがとうございます!また新しい旅に出て、新しく感じたことや学びを言葉にできればと思います!あるいは美味しいお酒を買わせて頂きます。そして、楽しい日常をみなさんにお届けできれば。