金木犀が香る季節に会社の評価制度について赤裸々に。
金木犀が香る季節となりました。すっかり秋ですね。僕はフットサルやらテニスをする時間が増えました。そして、相変わらずおとぼけなことが多い日々を楽しく過ごしています。
さて、今回は会社の評価制度の話。半年に1度大きな評価制度があって現在進行形で評価中であります。
評価制度って納得感がなかったり、評価をして終わりみたいなことがよく聞きます。そして、あまり他の会社の評価制度の考え方って見たことがない。僕らは評価制度をとても大切に考えてきたのでその中身を赤裸々に書こうかなと。もし評価制度作っている人がいれば何かの参考になれば嬉しい。ちなみに会社は20人ほどのベンチャー企業です。
まず評価をなんのために行うのか?
大きく2つだと思っている。急に結論になるけれども。
1.給料の配分を決定するため
2.メンバーの成長の促進のため
評価制度を経て会社の利益の配分を考えられ、そして事業が伸びていくような装置であることが望ましい。そして形だけの評価制度ではなく、ちゃんと給料に反映させる重みのある制度であることが大切。
僕らが使っている制度はみんながみんなで評価をし合う360度評価。会社の社風が自律分散型の組織で上司と部下みたいな関係がないこと、1人の業務が多岐にわたることもあり、360度評価を取り入れている。特定の誰かが(上司)が特定の誰か(部下)を評価する制度でもいいと思うけれどかなりの信頼感が必要になる。評価で大切なことは「納得感」。納得感を生むプロセスであれば、どんな手順でもいいと思う。
今回の評価軸はざっくりこんなもの。
・期間内にどれだけ貢献したのか(利益、資産形成)
・市場価値と社内価値の掛け合わせ
・未来への展望
※これは実際のシート。詳細項目は14個。
これを定量評価で全員が全員を評価している。半年に1度行われる360度評価。半年を一気に振り返るのは大変なので評価のタイミングまでに準備することは2つ。
・簡易な月次評価制度を設けていること
・360度評価前に自己PRシートを提出すること
他のメンバーはこれらの素材を見て評価をする。(ただ、この自己PRシートは1人あたり5000〜1万文字程度なので書くことも読むことも大変…)
そして今回は触れないけれど、この定量評価後に定性コメント&フィードバックを書いて面談を何度か行い下半期の目標を決めていく。自己RPシートを提出してから面談を終えるまで1ヶ月近くの時間をかけている。
たぶんかなり工数をかけているけれど、これだけやってやっと「納得感が生まれる」と思っている。もちろん正しい評価なんてないからどんなプロセスを経るのかが大切。
評価制度のこれからと最後に
今は360度評価でメンバー同士の評価にしているけれど、第三者の評価をいれても面白いんじゃないかと思っている。もしかしたらメンバー同士で見えていない「価値」があるかもしれない。
将来的には「自己評価を自分で決めれるような組織でありたい」。現在の会社の状況と自分の価値を客観的に考慮して判断をする。そして、その評価自体もオープンにすることでちゃんと妥当なものにしていく。いずれは。
そして、評価制度について真面目に書いたけれど、評価をされるためだけに働くわけではない。評価をしてもらうことは働く1つの動機に過ぎない。何よりも大切なことは自分の内発的な動機だ。内発的な動機とこの評価軸自体がぴったり一致している状態が一番幸せであると思う。
最後にちょっと話はそれてしまったけれど、評価制度で考えていることをざっと書いてみました。もし評価制度で相談があればお気軽に。
おわり。
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