日常において、一番大事なこと
心はうろうろと動きまわる。
動きは、生きていることの証ではあるが
情報に翻弄され、上滑り的に思いが動きまわる感じは自然ではない。
そんなときは、おおむね精神が全体性から離れているとき。
頭、首、背骨、骨盤を、体の中心に揃え、
ぼんやり意識すると、身心の全体性が回復する。
簡単に言えば「姿勢を正す」ということになるが
ふつう「姿勢を正す」というと、背筋をピンと伸ばし、からだを真っすぐに硬直しがち。
これはぜんぜんだめで、そもそも力んでしまっては元も子もない。
あくまで、頭、首、背骨、骨盤と連なる「体の軸」を、重みがまっすぐに背骨を伝って下に向かうよう、ぼんやりそろえ、少しだけ膝を緩めて腰を1~2センチくらい落とし、背骨にぼんやりと意を向ける。
あくまでもイメージになるが、
身体の中心軸をそろえると、滑車の中心軸がそろうことで滑車がなめらかに回転するイメージ。
あるいは、帆船がしっかりと風を受けて前に進むイメージ。
ラジオが周波数のチューニングが合うと、しっかりと音が聞こえるがごとく、自然エネルギーが身心に充満するイメージ。
これは日常において、一番大事なことのように感じる。
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