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事業を創るWillを育むための反利き腕トレーニング/お得を捨て、直感を信じよ!

前回のnoteにて、事業創造では既存事業で使っていた利き腕が使えない、という話を書きました。
(色々誤解がある表現ですが、とっても端的に言うと、です。)

そして、事業創造には生み出したいというWillが大切。

自分のやりたいこと、実現したいことからスタートしようと言っていますが、これまで「決められたこと」に従い、働いてきた私たちはいきなり「やりたいことは?」と問われても困ってしまいます。


さらに言えば、多くの人は子供の頃から「やりたいこと」よりも「やるべきこと」に時間を使い、「できること」を増やしてきた経験をしています。

サッカー元日本代表の岡田監督も推薦したビジネス書『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN 』の著者・佐宗 邦威さんは、こうした状況を「自分がどう感じるか」よりも「どうすれば他人が満足するか」ばかりを考える
「他人モード」の状態と表現しています。


今日は、そんな「自分のやりたいこと」が見つけられなくなっている「他人モード」な人がどうすれば「自分モード」に切り替わることが出来るのか、のアイデアを共有したいと思います。


今回ご紹介するのは、「お得を捨てよ」です。

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一体なんだそれはという話ですが、自分のWillを大きくするために、日常の習慣の中で実践できるアイデアなのです。


皆さん、自分のお金で何か商品を買うとき、同じような商品が並んでいたらどうしますか。


価格を調べ、性能を把握し、どっちを買うのがお得かを考えるのではないでしょうか。

近所で良さそうなランチスポットを探すときは口コミサイトで評判を調べ、お値段を調べますよね。

私たちは、その選択がお得であるかどうかをとっても気にする生き物です。

とりわけインターネットで様々な観点からの情報が得やすくなっているので
このお得かどうかのこだわりは、かつてよりも強くなっているのではないでしょうか。

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ただ今日からは、そのお得判断基準を一旦捨ててみましょう、という提案です。


お手頃価格よりも、性能の良さよりも、食べログの評価よりも、自分の「気に入った」とか直感的に「これ良さそう」を大切にしてみるのです。

自分の「頭」ではなく「心」に従った小さな選択を、積み重ねていくことを意識してみましょう。


最初は選択の根拠や明確な基準がないことに、不安を覚えるかもしれませんが、こうした日々の選択を「お得」基準から直感型に変えることが、私たちのWillを取り戻すひとつのきっかけとなります。


著名な経営者や起業家は、直感的に物事を判断する人が多い印象がありますが、意識的にそうしている方も多いのではないでしょうか。


ある事業家さんは、「いつもと違う道を意識的に選ぶ」ようにしているようで、時間に余裕のあるときは好奇心の赴くまま、敢えて寄り道をすることを大切にされているそうです。

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また、別の経営者の方は、毎月いくらかのお金を自分の直感に従って使ってみることを意識されているようで、オフィスに行くと、変わったおもちゃや絵画などが置かれていました。


皆さんも、小さな意志決定の基準を「お得」から、直感へ意識的にシフトしてみてください。

少しづつ自分の心に耳を傾ける機会が増え、それにともない自身のやりたい=WIllが少しづつ芽生えるはずです。

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