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18きっぷひとり旅・福島飯坂温泉③ 餃子と飯坂線福島駅~美術館図書館前駅

福島でのお食事一発目。駅を出てすぐの「照井」さんに入りました。こちらはご当地グルメ「ふくしま餃子」の人気店だそうですよ。餃子は大好物のタカハシ。餃子なら三食イケるよね。さてさて、福島ではどんな餃子に巡りあえますことやら。
お昼時で満席。受付表に記名して待機することに。駅前のためか、出張族や、私のようなお一人様の利用が多いようです。回転は速く、10分もせず席に通されました。餃子と、ごはんのセットをオーダー。

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思いっきり餃子にピントが合ってしまいました。オーナーの心理を忖度するのでしょうか、ワタシのミラーレスさんは。
でもこの手前の豚汁が! 抜群にうまいのです。具がたっぷり、豚の脂がぎとぎと(この場合ほめ言葉)、甘めの味噌。この濃いめの「東北味」がたまらない。6時間食べ物を口にしていなかったこともあり、カラダがあからさまに喜んでいる。ワタシの中の福島プリフェクチャーDNA(申し遅れました、昨年他界した両親はメイドイン福島県でございます。それについて詳しくはまた後の回で)が決起集会を催している……!「ついに福島に来たどー‼」と叫んでいる……!

餃子、いきまーす。

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一個が小さい。何個でも胃袋に放り込めるやつ。焼き餃子というより揚げ餃子に近いですね。皮はパリッパリで、口の中に刺さりそう。口内炎の人、気を付けてー。このオイリーさといいパリパリといい、おかずよりおつまみ向きだなー。
そうだ、「孤独のグルメ」でゴローちゃんがやってた「餃子をお酢とコショウで食べる」を真似っこしてみよう! 小皿にお酢をたっぷり、コショウもざっとふり、いざ! ……うむ、ますますおつまみ感アップ! うまし!
……やばい、ハイボール欲しい! でもそしたら、せっかくの白ご飯が食べられない! ぐわー!(しばし葛藤)……はい、白ご飯の勝利。ハイボール頼みたい衝動を鋼の意志で抑えました。ブラボー自制心。備付のたれにシフトし、餃子を白ご飯にワンバンさせかきこみ始めるワタシ。うまい、白いご飯と餃子って、どうしてこんなにうまいの。「わんぱくなおばちゃんだなあ」って思われたって構やしない。餃子の前ではみなわんぱくになるのよ。

お腹も満たされたところで、そろそろ電車に乗りましょうか。

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いよいよ福島交通飯坂線に乗ります! ひゃっほーう!(呑んでません)
パチンコ屋さんの脇にひっそりと構えた入口。え、ここから電車が? 出るの? こんなこじんまりとした?(失礼)改札や乗り場は、阿武隈急行線と共用しています。おお、ますますミニマム(ほめ言葉)。
飯坂線のきっぷ売り場で、一日乗車券を買いましょう。お得な乗車券にはいくつか種類があるのですが、今日は800円の共同浴場入浴券付きのきっぷにします。
お得なきっぷはこちらでチェックしてくださいまし。福島駅から飯坂温泉までは片道370円、共同浴場が200円~300円なので、飯坂温泉に行ってひとっぷろ浴びるだけで元が取れます!
https://ii-den.jp/how/ticket.php

https://ii-den.jp/data/kyosan.p

共用のホームです。しつこいくらい(重ね重ねほめ言葉!)「←こっちが阿武隈急行! →こっちが飯坂線!」と表示してくれています。間違っちゃう人、多いんだろうな……飯坂温泉行こうと思ったら、うっかり仙台の方(槻木。今は途中の富野駅まで)着いちゃった、なーんて、あるあるなのかも。

一枚の看板で、書体や表記の仕方が異なっています。背景色(光源?)も違う⁈ あぶ急の方がなんだか白いですねー。

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↑上が飯坂線の駅名標。超ド級シンプル。シンプル・イズ・ベスト!
↓下が(その裏面)阿武隈急行線の駅名標。所在町名まで書いてるタイプ。
駅名標の書体も両社異なるんですよね。飯坂線が新ゴ、阿武隈急行線がナールでしょうか。

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阿武隈急行線にラッピング電車がいたので撮影。
「政宗ブルーライナー」っていうそうですよ。目が覚めるような青い車体に、えらいかっちょいいキャラや、沿線の見どころが描いてあります。路線マップも車体に載せちゃう親切さ。

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飯坂線、入線でーす。今日はこっちに乗りますよー。

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車内にのれん! まさに飯坂温泉への足。温泉への観光客はもちろん、地元の人や学生さんたちもたくさん利用していらっしゃいます。

まだ時間も早いので、途中下車します。なんたって一日乗車券! どこで乗り降りしたっていいんだモーン! 今日のワタシは魔法のパスを持ってるんだモーン! おまけにお風呂まで入れるんだモーン!
まずは「美術館図書館前駅」で下車。駅名標にもうさちゃんがいるよ! 白地に黒とこげ茶のおちついたカラーリングが、甘すぎなくてステキ。

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お見送りも、乗り鉄の大事な儀式です。いってらっしゃーい

駅の全景。こじんまりした静かな駅。

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駅の掲示板で見かけました。誰だお前さんは。

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駅から歩いてすぐ、県立美術館へやってきました。ワタシも絵を描く者のはしくれ、いろいろ見て勉強しなくては。
山を背負った、レンガ色の立派な建物。県立美術館と図書館です。山の中腹まで雲が覆っています。千葉や湘南といった平地でしか暮らしたことのない民なもので、こんな近くに山があるとどうしてもビビってしまいます。「幻想的」というソフトな言葉ではなく、「畏怖」というちょっと恐怖と圧倒を感じる言葉がアタマに浮かびました。自然ってすげー。(このくだり、翌日に活きますのでお楽しみに)

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美術館をひと回りして、併設の喫茶店へ。途中、窓の外を見ると土砂降りの雨。山の天気はこうも変わりやすいのですね。コーヒーを飲みながら、雨脚が弱くなるのを待ちました。

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美術館の入場券と、一日乗車券。不勉強で森田恒友さんという画家を存じ上げなかったのですが、樹木の描き方とか色遣いとか、勉強になりました。

ちなみにこの飯坂線の一日フリーきっぷ、季節ごとに色を変えてるんですって。4色イロチであるそうですよ。栞っぽいリボンもかわゆいし、コレクター垂涎ですな!

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やばい! まだ飯坂温泉に到着できない……! この続きはまた明日!
【写真や記事については、2020年1月上旬の内容です。写真には公開年日を記載しています】

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