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18きっぷひとり旅・福島飯坂温泉⑤ひとり焼肉と夜更けのアイス

飯坂温泉駅。駅名標もドシンプルだけど、改札の時刻表もベリーベリーシンプル。普段小田急とか京急とか京成とか、煩雑な時刻表を見てるワタクシにとっては心洗われるような簡潔さです。とても好き……。

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そして改札を出たところで出迎えてくれたのは……

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ラッキー‼ え、ラッキーの腹から顔出すんですか?(笑)

階段を上ると、野菜やお土産物の売店があります。ファミマもあるので便利! 木をふんだんに使った、モダンだけれど落ち着いた雰囲気の駅舎。なるほど、駅のホームは駅舎や道路よりも低いところにあるんですね。

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「……ホワッツ⁈(笑)」思わず英語圏の人になってしまいました。
駅舎を出たところに、手づくり感満載のネオンサイン(?)が。まだちょっとあたりが明るくて、ワイヤーやコードが見えちゃってるんですが……

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暗くなるとこんなカンジ。案外キレイですヨ~。(よくよく見たらサンタさんモチーフだから、冬バージョンなのかも?)夜、駅に着いてすぐこのネオンサインがあったら、ちょっと嬉しくなっちゃうよねぇ。

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さて何はともあれ、宿泊先へ参りましょう。本日から2晩、「宿 あたご屋」さんにお世話になります。お宿は駅から歩いて5分もかからないところにありました。到着時は暗かったので、晴れた翌朝に外観を撮影しました。

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http://www.yado-atagoya.com/
2019年3月にオープンしたばかりとのこと、とってもきれいです。素泊まりのみ、ほったらかし上等(笑)ですが、昼はふらふら遊びまわりたい! 夜はうろうろ外でご飯食べたい! ってワタシみたいな浮遊の旅人にはもってこいなのです。しかもお風呂は源泉かけ流し。スタッフさんもフレンドリーで、あったかい雰囲気のお宿でした。

宿に荷物を置いて、ひとっぷろ浴びに行きましょう! 近くにある共同浴場「波来湯」へ。翌朝撮影した明るい写真を参考に。左側の和風な建物が「波来湯」です。太鼓やぐらが街のランドマークのひとつになってますな。

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飯坂温泉のお湯はとにかく熱いことで有名(もちろん泉質も良い!)で、46~47℃は当たり前。源泉の温度は50、60℃喜んで―‼というホットさです。
https://iizaka.com/spa/

あかん……こんな在宅ワークのもやしっ子(笑)が48℃のお湯なんか入ったら、秒でゆだってしまう……。湯めぐりマップによると、波来湯さんはこの温泉街の中では比較的源泉温度が低いほうで、42℃の「温い湯」と45℃の「熱い湯」、二つの浴槽があるのだとか。ふおお、ひ弱な子にも親切!

しかも、飯坂電車の一日フリーきっぷ(800円)で、波来湯さんをはじめとする9つの共同浴場に、1か所1回入れちゃうんですよ。まさに魔法のパス、お得でっせ!

波来湯の入口から階段を降りて受付へ。ここで魔法のパスの半券(入湯券)を渡します。細長い脱衣所を抜けると、天井の高いお風呂場。18時過ぎ、お夕飯時にもかかわらず、お客さん10人以上いましたかね。洗い場はそんなに広くないので、譲り合って気を遣って使いましょう。嗚呼、美しき日本人の心。湯舟は確かに2つあります、左が温い湯、右が熱い湯。
……ん? でも皆さんが入ってるのは、左の温い湯……熱い湯には入らないのかーい(笑)そうか、そもそもここに来るのは、熱いお湯が苦手な人なのだな。熱い湯が得意な人なら、48℃クラスのお風呂に行ってるよな。皆さん温い湯をわざわざ選んでここに来てるんだろうな、と納得。温いっつっても42℃ですからねー、普通以上にあったかくて、いいお湯でしたよー。

ぽっかぽかになったところで、やりたくなるのがビール。それが人情ってものでしょう。飲食店があるほうへ歩いてみました。夜の温泉街散歩もまた楽しからずや。街灯に照らされた建物や道路が、昼間の明るい時とはまた違った表情を見せてくれます。人が少なくて歩きやすいしね(笑)幸いこの日は比較的気温も高くて、湯冷めせず散歩できました。

たどり着いたのが、焼肉と餃子のお店「ひたち」さん。煌々と灯る提灯がワタシを手招きしています。「ビールはこっちじゃよ~」と。

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レッツ・ひとり焼肉―‼ いえーい、どんどんぱふぱふー。
ビールをきゅーっとひっかけて、お肉パーティの始まりです! もう陳腐な言葉はいらない。愛のままにわがままにお肉を焼くのです、食べるのです。

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お肉やらかーいうまーい ホルモンあまーいでもいつ飲み込めばいいの― ビールで流し込め― いけねキャベツの端っこ炭化しちゃったー 
どうやらお肉は人の語彙力を幼稚園児レベルにしてしまうようです。
焼き網の上は、肉のダンスフロア。お肉が一番輝いて見える瞬間。踊れ踊れ、パーリーピーポー……じゃなかった、パーリーミート。その身を焦がし、ワタシに捧げておくれ。サイコーおいしく食べてあげるからー‼(これが約1時間続きます)

おーいーしーかったー。まーんーぞーくー。
ゴキゲンタカハシ、「ひたち」さんを出て、駅隣接のファミリーマートへ向かいました。焼肉のあとは、アイス! アイスが食べたいのです! 

「ご当地アイス」発見。その名は「酪王牛乳アイスクリーム」! そしてお飲み物はハイ・カフェオレ。酪王乳業さんは、郡山市の牛乳屋さんだそうですよ。
https://www.rakuou-milk.co.jp/

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コンビニでもご当地ものが買えるの、すごくありがたいですねー。やっぱ旅に出たら、その土地のもの食べたいですから。どこでも買えるものじゃ(それはそれで抜群の安定感ではあるけど)どこで買っても一緒だもの。本当は地元の小売店さんで買うのが一番いいんだろうけど。コンビニなら夜でも買えるから、消費者としてはありがたい!

オープン・ジ・アイスのふた~‼ 

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白い! 雪のように白いわー! おいしい牛乳を「ぎゅー‼(圧縮)」ってしたような味。うまーい。焼肉で濃ゆくなったお口の中が、甘いミルクのブリザードで清められていくー。
ハイ・カフェオレは、ノーマルタイプカフェオレよりもコーヒー分強めなんだそうです。なるほど、ちょっとコーヒーのほろ苦さがある。でも牛乳のおいしさもしっかり。べたべた甘くなくていいなこれ。今度ノーマルタイプも試してみよう。

畳のあったかいお部屋で、アイスの美味さにじたばたしながら(階下にご迷惑)一日目の夜が更けていきました。   【2020年1月上旬の情報です】

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