【海外】身近で永住者の日本人の方が70代半ばで亡くなって思うこと。

身近で永住者の日本人の方が70代半ばで亡くなって思うことをメモします。

老いると人を多少頼るしかない案件が誰しもあり得るんだなぁ。在住歴長くあんなに力強く誇り高く当初は近寄り難かった彼女ですら。

自身の健康面。家族の健康面。自身と家族の健康面…からの、経済面。

思ったのは、さり気なく人様に頼るのはいいと思った。コロナの頃のある日、最初に思いつめた様子で人相の変わり果てた彼女にスーパーマーケットで偶然あった時、数ヶ月も黙っていたのね、早くご近所の私に言ってくれたらと、お世話になってる先輩だもん、心から親身になりたい、我が行く道だもんね、と思ったからだ。

だがどうだろう。事情を伺い、買い物難民になりかけている生活状況を知り、補助を申し出たときにおかしくなった。

回を重ね、感謝されなくなったのだ。

買い物の補助時間が短いわね、と言われ(えー、仕事を急いで時間つくってきましたがそんなこと言う?)

他に手伝ってくれるはずの遠くに住む子どもさんたちや甥っ子姪っ子の補助の動きが悪いと愚痴を聞き(あら私もきっとどこかで同じように言われているのね)

あら主婦さん、育ちがいいところあるわよね(笑)と言われ、
(私が気が利かなかったと反省してた局面で)

極めつけは、急に
あなたは私の娘よ、ふふふ

と言われたこと。お子さんは遠くにお住まい。

また別の先輩にこの一部始終を相談すると、彼女は

溺れるものは藁をも掴む

溺れている状態なのよ

一人で救助はできない

できることとできないことをできるだけ明示する

広く薄く世間に頼りましょう

家族親戚、数少ない近所の長期滞在者同士… 頼り過ぎは禁物。上手に頼ろう。

頼られ、できることとできないことをお伝えし、一時はお断り案件バンバン発生しそれは心苦しい作業でもあって、
自分の生活を守るための私の必死の線引き活動であって、

誇り高くあった頃のあなたが好きでした。

最晩年に、色んな依頼の懇願、できるときは受けてできないときは断る、を経て、主婦さんは忙しいから会える時間は貴重ねと言われるまでの苦しいやり取り、

彼女から家の表で庭を眺めてコーヒーを楽しむわ、という連絡が来たときは結果的に最晩年でした。

大きな教訓をありがとうございます。
もう少し優しくしてあげたかった。でも敵意や不満を全面に押し出されたらなかなか難しいわね。

教訓ありがとうございます。いっぱいありがとう。いっぱいごめんなさいね。

もう少し優しくして差し上げたかったし、最晩年力になりたかった者より。心理?人間関係は最期まで練習。RIP、Oさん



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