平成30年7月豪雨に関する情報収集メモ

先日起きた、西日本の大雨被害。
わたしが「岡山・倉敷出身」ということをよく口にするからか、周囲の多くの方から「大丈夫?」という心配の声をいただきました。
幸い、実家がある地域は同じ「倉敷市」でも被害が少ない地域だったので、家族も家屋も無事です。お心遣いありがとうございます。

ただ、発生から約5日経った今も、行方不明の家族を待っている方、
家に帰ることができず、避難所生活を送っている方、
炎天下の中、自宅の片付けなどに取り組んでいる方、
救助活動や支援活動を行っている隊員や職員の方々。
本当に多くの方がまだ「いつもの生活」に戻れていないままです。

高校卒業の後、岡山を離れてもう8年が経ちます。
遠く離れた土地で暮らしているわたしにできることは、多くありません。

それでも、何か力になれればと思っているので、
今回は備忘録的に参考になりそうなサイトなどをまとめてみます。

はじめに

あくまでも個人的なメモです。
広島県や愛媛県を始め、全国さまざまな地域で被害が出ていますが、岡山県の一部地域限定で情報をまとめました。
加えて、被災地の状況は刻一刻と変化しますし、
必要とされている物なども状況によって異なりますので、
情報収集を行う際の参考までにご覧ください。

1. 情報の獲得について

前提として、
「支援」は、「その人たちが本当に必要としている物を提供すること」
だと考えています。
そのため、「いつ、どこで、何を、どれくらい必要としているのか」ということを知ることから始めます。

情報獲得の手段は、ほぼ100%ネットですが、
情報が溢れているからこそ、信憑性が分からないものもたくさんあります。
まずは、地方自治体が発信している情報を参考にしています。

■倉敷市
緊急災害情報サイト:http://www.city.kurashiki.okayama.jp/
→7月11日現在、緊急災害発生時のフロントページが表示されます。
Facebook:https://www.facebook.com/KurashikiCity/
Twitter:https://twitter.com/kurashiki_city

■総社市
総社市ホームページ:http://www.city.soja.okayama.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/city.soja/
Twitter:https://twitter.com/Soja_City

■岡山市
岡山市ホームページ:http://www.city.okayama.jp/index.html
Facebook:https://www.facebook.com/%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E5%B8%82%E6%A1%83%E5%A4%AA%E9%83%8E%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%A1%E5%B2%A1%E5%B1%B1-518279998203347/
Twitter:https://twitter.com/Okayama_city

■笠岡市
笠岡市ホームページ:https://www.city.kasaoka.okayama.jp/
→7月11日現在、緊急災害発生時のフロントページが表示されます。
Facebook:https://www.facebook.com/KasaokaCity/
Twitter:https://twitter.com/kasaokacity

■高梁市
高梁市ホームページ:https://www.city.takahashi.lg.jp/
→7月11日現在、緊急災害発生時のフロントページが表示されます。
Facebook:https://www.facebook.com/city.takahashi/
Twitter:

■井原市
井原市ホームページ:http://www.city.ibara.okayama.jp/
→7月11日現在、緊急災害発生時のフロントページが表示されます。
Facebook:https://www.facebook.com/ibaracity/
Twitter:

倉敷市がスポットクーラーの提供をSNSで呼びかけたところ、約5時間で必要台数が集まったニュースがありました。
それぞれの地域で更新頻度に差はありますが、随時情報が更新されています。
「いつ、どこで、何を、どれくらい必要としているのか」を知るために、
確実性が高い情報かなと思います。

もちろん各種ニュースサイトやSNSアカウントなども、
情報がまとまって発信されるので便利です。
岡山県出身のブルゾンちえみさんは、TwitterInstagramなどで、
災害に関してフォロワーさんから寄せられた情報などを拡散されています。
避難所で生活する上で足りていない物を
こうしたインフルエンサーの方に拡散してもらう、というのは
情報の信憑性・裏取りの面でなかなか難しいこともあるかもしれませんが
SNSが発展したいまだからこその新しい支援の形なのかもしれません。

2.お金について

「お金が全てだ、いいからお金を出せ」と言うつもりはありません。
ただ、何かしたいと感じている時、
現時点においてもっとも手軽にできて、確実に貢献できる方法が「募金」かなと思います。
いますぐは使われなくても、お金の価値は変わらず、将来的には復興を考えると、必ず必要になる物だからです。
お店やコンビニなどで募金する方法もありますが、スマホを使ってできる募金も下記のようなものがあります。

■LINE ポイントやLINE Payで募金する
参考:http://official-blog.line.me/ja/archives/76266400.html
「LINE」から募金できる方法です。
支援団体を通じて、被災した地域のために役立てられるそうです。(寄付送金先は7月11日現在時点で不明)
受付期間は7月31日(火)23:59まで。

■CAMPFIREでクラウドファンディングに参加する
参考:https://camp-fire.jp/projects/view/86991
クラウドファンディングサービス「GoodMorning」を通して行う方法です。
被災都道府県もしくは被災市町村への義援金となるか、
被災地で支援活動を行っている「ピースウィメンズ・ジャパン」の支援金となるそうです。
受付期間は8月6日(月)23:59まで。

■Yahoo!ネット募金で募金する
参考:⑴平成30年7月豪雨緊急災害支援募金(Yahoo!基金)
【寄付が2倍】大雨洪水支援 被害の大きい岡山県倉敷市真備町での支援(ピースウィンズ・ジャパン)
ヤフー社では2つの募金が受け付けられています。
被災都道府県もしくは被災市町村への義援金となるか、
被災地の復旧活動、被災者の生活再建を目的とした支援活動にも使用する場合があるとのことです。
⑴は8月31日(金)まで、⑵は終了時期未定。

■楽天スーパーポイントで募金する
参考:https://corp.rakuten.co.jp/donation/nishinihon201807_ja/nishinihon201807_ja.html
楽天社が行っている募金は、クレジットカードや口座振込ではもちろん、楽天スーパーポイントを使っても募金できます。
地方自治体等を通じて被災された方々の支援に役立てるとのことです。
終了時期は未定。

■「ふるさとチョイス」で地方自治体を指定して募金する
参考:https://www.furusato-tax.jp/saigai/filter?category_id[]=934&page=1
現時点では募金先が明確に決まっていない基金も多いですが、
「ふるさとチョイス」では県や市単位で指定して募金することが可能です。
一部自治体では、事務負担軽減や迅速な対応を目的に、代理で別自治体が対応する場合があります。
終了時期は自治体によって異なります。

募金と言うと、「正しくお金が送られるのか」「手数料などで、別のところに使われないか」ということが心配になります。
自分自身が納得して募金できるか、という観点で、
どこで募金するか、そもそも募金という形を取るのかどうかを検討する必要があります。
いくつかサービスを使ってみて、貯めていたLINE Payや楽天スーパーポイントで募金できるのは便利だなと思いました。

3.ボランティアについて

ボランティアの受け入れ状況も、自治体によってさまざまです。
受け入れ体制が整っていない自治体へのボランティアは、
逆に迷惑になってしまう場合もあるので注意が必要です。
下記のサイトでは、岡山県の各地域のボランティア募集状況概要が一覧で見えます。

岡山県の災害ボランティアセンターの開設及び災害ボランティアの受入状況等:http://www.pref.okayama.jp/page/566530.html

倉敷市や岡山市では7月11日現在、市内在住者に限って募集しています。
(総社市など、市外・県外のボランティアを受け入れている地域もあります)

また、ボランティアに行く時は服装にも注意が必要です。
支援団体の担当者によると、
被災地は普通の状況ではないので怪我をしやすいということもありますが、
ボランティアに来た人が怪我をしてしまうと、被災者の方の心理的負担にも繋がる可能性があるため、
ボランティアとして参加する場合は気をつけて欲しいとのことでした。

引用:災害ボラの予備知識 | NPO法人レスキューストックヤード(RSY)
http://rsy-nagoya.com/volunteer/volknowledge.html

今回は水害ボランティアになるので、上記のような図が参考になります。
倉敷市のホームページでも、作業できる服装として、

・長袖
・長ズボン
・マスク
・長靴
・タオル
・帽子
・食べ物、飲み物は各自で準備

が挙げられています。

すぐにボランティアに参加することはなかったとしても、
いつボランティアとして、もしくは被災者として
こういった知識が役に立つか分からないなと改めて感じます。

4. 最後に

わたしが今回の件に関心を持っているのは、ひとえに故郷だからという理由です。
他の地域であれば、ここまで「何かしたい」と感じることはなかったと思います。
それは偽善かもしれないし、自己満足に過ぎないだろうけれど、
「自分にいま何ができるか」を考えること、
自分ができる範囲で「何か」をすることは、
「無関心」でいることより、きっと何かに繋がると信じています。
いまのタイミングだからこそ、全国に関心を持ってくださっている方がたくさんいらっしゃると思うので、
ぜひ現状を知ろうと思っていただけるとうれしいです。

今回、犠牲になられた方々とそのご家族に心よりお悔やみ申し上げます。
いまもまだ行方がわかっていない方が一刻も早くご家族の元に戻れるよう、
また被災された方々や支援してくださっている方々が、1日も早く「いつもの生活」に戻れるようにお祈りしています。

※ 何か新しい情報などあれば、可能な限り更新していきます。

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