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カナダでは常備が当たり前⁉︎ クマよけスプレーのこと

この冬に、物置だった地下室を改装することになり、年末から片づけをしています。いつか使うかな、と思ってずーっとそのままになっていたペンキもこれを機に処分することに。普通ゴミとしては捨てられないペンキ。果てどこへ捨てに行く? 調べてみると、カルガリーでは消防署の一角に捨てるスペースがあるとのこと。

さっそく行ってみると、専用の建物が。ペンキのほかに、エアゾール缶やプロパンタンクなども捨てられるよう。ふむふむ、これは便利だなぁ、と思ってその場を立ち去ろうとすると、ん? くまよけスプレー専用の捨てる場所がある! そんなにみんな持っているのかと夫に確認したところ、ハイキングに行くときは携帯する人が多いし、女性は携帯用サイズを防犯用に持っていたりもするそう。

そういえば、山に行けば、クマ出没の看板はよくみるし、クマ対策用に蓋のついたゴミ箱が設置されていた。テレビでもクマに人が襲われたニュースを見たことがある。カナダ人にとってクマは身近な存在なのだなぁとしみじみ。

その数日後、地下室で洗濯をしていたら……もしや! うちにもありました! その存在を知ったばかりなので、これがそのスプレーか。というか、夫よ、うちにもあるじゃないか。と興奮気味の私。さらに、その数日後、もう1本スプレーを見つけ出してきた夫。おい! 独身時代、頻繁にハイキングしていた彼は、どうやらその際に持ち歩いていたよう。

古くなったので、これも処分。同じ場所へ捨てに行ってきました。専用のゴミ箱があると知らなかったら、ずっと家にあったかもしれない。いい機会でした。

近い将来、ハイキングするようになったら、新しいスプレーを買おう。それを携帯しながら山道をてくてく歩く。カナダの文化に少しずつ溶け込んできた自分を想像して嬉しくなったりしています(形から入るタイプ)。

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