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私が就活支援をしている本当の理由。

学生で就活支援。まだ働いたこともないし、ましてや人事でもないのに、「こうしろ、ああしろ」って言うのには限界があると思ってます。
では、私がなぜ「就活支援」をしているのか、そして、それに付随して今新しく始めていることについて、たくさんの人に共感してもらい、価値を届けたい。そんなことを思い立って、note書きました。

自分の就職活動を振り返って

就活を始めたばかりの3年生の4月頃、私も最初は学生団体で学生のメンターさんにお世話になりました。そこで教えてもらったのは、自己分析の仕方とESの書き方。
でも、少し違和感がありました。

メンターの方は、つい最近就活を終えたばかり。就活に対しても特に軸もなさそうで、結局内定をもらった企業に就職を決めただけ。
ESも一緒に作ったけど、企業が気にいる書き方を実現できるような話題をピックアップして作ってもらい、本当に私の伝えたいことじゃなかった。

そんな時に、「採用とは仲間探しである」と掲げ、インターンシップの選考でも徹底的に個人面談をして、ありのままの私を知ろうとしてくれる企業に出会いました。そこで働く人事さんはみんな、その企業に入社を決めたときしっかりと軸と目的を持っていて、実際に仕事を楽しんでいて、本当にかっこいいと感じた。

そこで自分は、「会社に入ることは、目的ではなく手段である」ということに、気がつきました。いい会社に行けたからいいじゃない、自分が心の底から「ここで働いて、こんなことを実現したい!」って思うことが大切。少なくとも、私はそんな風に会社を決めて働いている自分のほうがかっこいいと思った。

月日は流れ10月、たまたま友人の紹介で「内定をゴールにしない就活」を理念に掲げていた就活エージェント(現在はなくなってしまいましたが…)に出会いました。

そこで出会った就活キャリアアドバイザーの社会人の方に、「これからの時代、個の力が大事」だと教えていただきました。でも、自分自身には全く「個の力」なんてなく、ただただ焦りを感じた。
そこで「学生部」としてこのエージェントのお手伝い的なことをしながら、社会人や学生インターン生のもとでビジネススキルについて学ばないかとお誘いを受け、活動をはじめました。

学生部で活動をする目的とは

今話したことでいうと、学生部を始めたきっかけは、「個の力」をつけるためです。それは目的として大きかったかもしれません。

でも、それ以上に私は、この就活エージェントの「内定をゴールにしない就活」という理念・キャンパスでできるGD勉強会・自分と向き合ってくれるアドバイザーがいることに魅力を感じました。

なので、大学や高校の友達にエージェントについて紹介し、キャンパスで誰も開いたこともないGD勉強会を開催して、価値を広めようと全力で働きかけました。そして、私自身もこの価値を最大限に利用して、就活を進めていきました。

そこで、1つ大きく思ったことがあります。それは、「私が気づいていることは、世の中の就活生の大半は気づいていない」こと。そうです、「会社に入ることは、目的ではなく手段」ということ。

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いい会社に入りたい、そのためにみんなが知っている大手ばっかり受けて、でも落ちて焦ってなんとなく制度よさそうな企業を受けて、結果なんとか内定もらった会社に行き、仕事始めたら会うたびに「仕事嫌だ、やめたい」と愚痴をこぼす先輩をたくさん見てきました。

そもそも、トップレベルの大手企業に行ける人なんて限られています。大学でいうと、東大・京大・早慶レベル?
受験の時は自分の身の丈を知り、自分に合ったレベルの大学を見極めて受験するのに、就活となるとなぜ過信するのだろう…。私自身もそうでしたが(笑)

現実は現実として受け止める必要もある。受けるのは自由だし、全然受かる可能性はあるけど、もし運良く東大に行けたとして、そこで活躍できるかどうか、ついていく覚悟があるか?
私はなかったです。それなら、私は私にマッチしたフィールドを選びたい。そう思ってました。
(こちらは私個人の意見で、私のようにただの大学生としてなんとなく大学生活をすごしていた周りの人達をみての感想です。もちろん、そうじゃない優秀な方もたくさんいるので、気を悪くされたらすみません…。あと、内定先のレベルが低いとも全く思ってないです、あくまでマッチの問題。)

…少し話がそれましたが、何が言いたいかというと、そんな就活をして目的もなく会社を選んだら、ミスマッチが起きて、高確率で楽しくないのです。愚痴を言う機会が増えるのです。
でも、私は、友達と将来飲みに行った時に、お互いの仕事についてたくさん明るい話がしたい。「こんなことをして楽しかった」、「今こんなことをしたい」、「会社のこの部分が好き」。そんな話で溢れていたい。
将来の子供たちに、「働くって楽しいことなんだよ」って、胸を張って言える大人をたくさん作りたい。少なくとも、私の周りはそんな人達で溢れていてほしい。

これが私が学生部で就活支援をする目的です。
つまり、私が気づいたことを就活生に気づかせてマインドや行動を変えていきたい。そう思っています。

人はどうしたら変わるのか

さて、そんなことを考えていますが、人はそう簡単に変わらないです。「内定をゴールにしない就活」なんて、耳が痛いほど聞いているだろうし、キレイゴトだと思うでしょう。

結局1年間活動してきた中で、本当に自分の力だけでその気持ちを変えられたと実感できたのは、1人です。もともと大手メーカーを目指していた中学の親友。ESで大手メーカーほとんど落ちて、その後目的を一緒に何十時間もかけて考えて考えて、結局納得内定でIT企業に就職を決めました。ちなみにですが、就職決めて報告くれた感謝してもらたとき、本当に嬉しかったし、その子とこれからも楽しく話せるのだろうなと思うと楽しみです。

自分の力だけで変えたのは1人ですが、私がキャアリアアドバイザーの人に繋げて変わった人は何人もいます。前述した、仲間探しの採用をしているインターンで変わった人もたくさんいたし、就活エージェントを利用しているユーザーでそういう思いになった人もたくさんみました。

私の働きかけで、少し考えが変わった人もいたので、私自身は今も発信し続けていますが、結局「納得感」ってすごく大事なのではないかなと感じています。誰が何を言うかです。

私は、まだ働いてもいない。ただただ将来に期待を膨らましているだけなのに、自分が聞いて感じたことを正しそうに精神論として唱えているだけ。
私自身もそんなこと自己開示もろくにしてない学生にいきなり言われたら「なんがこいつ」ってなります(笑)

では、どうしたらいいか?
私の出した答えは、「実際に楽しく働いているかっこいい社会人に直接話を聞くこと」です。だって、私を変えてくれたのはみんな経験豊かな社会人だったから。だから、就活支援として、自ら発信することに加えて、新たな取り組みをはじめました。

オンラインコミュニティ Cloud Career設立

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始めは、社会人と気軽にコミュニケーションをとれる場として、Twitterの就活バージョンを考えていました。でも、Twitterとの差別化も特になかったし、社会人と話すなんてmatcherとも特に大差がない。なので、「学生部」だからこそできることは何なのかを考えました。

学生部の価値、それは、「個の力」をつけるために活動している側面があることです。先程も話したように、「個の力」って本当に大事です。内定先でインターンをしていても、ある程度の基礎力って重要だったなと思うし、学生部で少しだけでも力をつけられていてよかったと思う節はたくさんあります。

ならば、ユーザーも少しでも力をつけてもらいながら、社会人から話を聞いて、たくさんの価値観に触れ、就活を進めていってもらえばいいのでは?と考えました。

具体的には

・ただの就活の方法論ではなく、マインドセットや社会人スキル醸成に特化した、社会人による講義
・上記内容と同じようなインタビュー記事掲載
・実際にインタビューをして、記事起こし
・講義などイベントの運営
・学生部で使う宣伝やSNS用画像の作成

などをユーザーにしてもらいます。
体験に関しては、たくさんのノウハウと実力者との関わりをもつ学生部から、やり方やフィードバックもお伝えすることで、力をつけることにも繋がると思います。
そして、そのような志をもった仲間を作って欲しいと思い、チャットアプリを使用したコミュニティの場も作りました。

このような活動を通じて、多くの社会人の考え方と出会い、自分に合った社会人像をみつけ、また、就活生同士でも情報交換をしあい、目的をもった就活が実現すれば良いと思います。

最後に

私の考えが正しいかと言われたらそんなこともないと思います。大手企業に入社して仕事自体に目的がなくてもお金をたくさんもらえたら楽しいという人、内定もらったからという理由で就職した企業でも楽しく働く人、目的をもって就活したけど、上手くいかずに思い通りの仕事ができない人。世の中にはいろんな価値観の人や境遇の人がいるし、正解も不正解もありません。

ただ、私は私のしていることに自信をもっています。この活動に少しでも興味をもってくれて、行動してくれて、就活に対する思いが変わって、働くって楽しいと思える社会人が増えたらいい。それが私が就活支援をする目的だから。

この活動に関しての課題や葛藤はもうありすぎるほどありますが、それはまた別のnoteで(笑)

こういう伝えたいことを書く記事って、簡潔に伝わるように書くのがスキルだと思うのですが、まだまだですね。長くなってしまう…。そういうスキルをこれから私は身につけます。

最後までお読みいただき本当にありがとうございました!
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photo 2019/03/06 Lake Tekapo Newzealand
   2020/01/15 六本木ヒルズ Tokyo Japan

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