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競技には不向き?スマブラXの特徴とは?

どうも。ワーホリスマブラ―のMichiと申します。

前回の記事では、最新作ではないにも関わらず、今なお多くのファン人気があり、eスポーツの競技種目としても採用されている作品、『スマブラDX』について解説させていただきました。

そして、そのスマブラDXがやや玄人向けの作りだったため、易しい作りへということで2008年に発売されたのが、Wii専用ソフトである『スマブラX』。

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ということで、今回はスマブラXの特徴について書いていきたいと思います。

スマブラXで追加された新要素!

新しいシリーズが発売されると、毎回のように新しい要素を追加してくるのがスマブラの魅力の一つ!ということでスマブラXで追加された新要素についてまとめていきたいと思います。

他会社からのキャラ参戦

任天堂のキャラクターが募って闘うというコンセプトのこのスマブラというゲームですが、スマブラxからは、なんと任天堂以外の会社からゲストとして計2種類のキャラクターが参戦するようになりました!

まず最初の予告映像で発表されたのが、コナミからのゲストキャラである、スネーク。

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僕の『スマブラSP』のメインキャラでもあります。銃火器と肉弾戦を使った戦術が特徴です。

そして、その後ソニックの参戦も発表。

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セガの看板ともいえるキャラクターですね。音速の速さで相手をかき回します。

更に、次回作のスマブラforでは、カプコン、ナムコ、スクウェア・エニックスといった会社からも参戦キャラクターが登場!

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任天堂という枠を超えてキャラクターが参戦しつつある現在のスマブラですが、スマブラXは、その先駆けとなった作品なのです。

アドベンチャーモード、亜空の使者

前作スマブラDXにもアドベンチャーモードは搭載されており、ストーリー仕立てでステージを進んでいくモードだったのですが、いずれも短編のようなもので10分そこらで終わるものがほとんどでした。

そして、スマブラXにて新たに加わったアドベンチャーモード、亜空の使者

こちらのモードはクリアするのには数時間必要なほど、壮大なスケールで展開されるストーリーモードとなっております。

随所に挟まれるムービーが非常にカッコ良い!どのキャラクター同士がどのように協力し、持ち味を発揮していくのか、という点にはワクワクさせられたものです。ムービー中のセリフはほとんどないのですが、セリフがなくとも内容が分かるのも凄いところですね。

最新作のスマブラSPでは、アドベンチャーモードとして、「灯火の星」があります。(英語版タイトルは、World of Light)

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かなり多くのイベント戦を楽しむことができるため、面白いモードではあるのですが、残念なことに亜空の使者ほどムービーも多くなく、ストーリー展開も非常にざっくりしています。物語を楽しむ、という点では亜空の使者に軍配が上がりますね。

人気Youtuberのヒカキンさんが亜空の使者の実況動画をYoutubeにて上げております。気になる方はぜひご覧になってみてください。

最も競技に向いていないタイトル

そんなワクワクするような要素を備えたスマブラXですが、競技スマブラのプレイヤー、及びファンからの評価はかなり低いもの。この作品をきっかけに、スマブラの競技シーンは暗黒期に突入したと言われることもあります。というわけで、スマブラXの競技的な側面における足枷ともいえる部分も見ていきましょう。

ゲームスピードの遅さ。

スマブラxの直近の作品であるスマブラDXは、非常にゲームスピードが速かったため、その反省を踏まえて、スマブラXではスピードはゆっくりめになりました。

二作品のゲームスピードの違いを実際に見てみましょう。

まずはスマブラDX

やはり速いですね。


続いて、スマブラX

横移動はそれほどではないですが、特にジャンプから落下する際の遅さは顕著に分かるかと思います。

このゲームスピードは確かに初心者に易しいとはいえるものの、DXに比べると試合の臨場感がなくなってしまうという大きなデメリットがありました。ゲームはやる側も観戦する側も見ごたえが大事ですよね。


壊れ技、壊れキャラの存在

スマブラDXは強いキャラと弱いキャラの差が大きく、キャラバランスがあまり好ましいものではないということを前回の記事にも書いたのですが、スマブラXに関しても一部強すぎる技やキャラが存在し、キャラバランスは良好といえるものでありませんでした。

まず壊れ技として、一部キャラが可能な投げ連が挙げられます。

投げから圧倒的火力を叩きこむことができる、非常に凶悪なコンボです。特にアイスクライマーの投げコンは一度掴めば撃墜まで持っていけるという即死技でした・・・思い出しただけでも恐ろしい。

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そして、Xの壊れキャラを語る上で外せないのが、メタナイト。

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特殊な技は多くなく、主に剣を使用した攻撃をするキャラクターなのですが、この作品ではもうむっちゃくっちゃ強い。長いリーチ、移動速度、技の発生の速さなど、どれを取っても優秀な技が揃いに揃っています。調べたところ下スマが3Fで出せるらしいですね。イカれてます。

スマブラDXのシーンも強キャラが多く使用される傾向にはありますが、スマブラXに関してはどの大会の資料を見てみても、上位プレイヤーの半分以上はメタナイト使いという偏りっぷり・・・。この作品でメタナイトは、スマブラの歴史に残る壊れキャラとなったのでした。


突然のキャラの転倒

僕はこれがスマブラxの最大の汚点だと思っています。

スマブラXでは、何の前ふれもなく移動しているキャラクターが突然こけることがあります。これはランダムに起こる事象であり、オプションで発生の有無を変更することも不可能です。

友達と遊ぶ分なら、「こけたぁ!(笑)」で済みますが、真剣勝負でこれが起こったらたまったもんじゃありません。実際この「こける」という要素がきっかけで、トーナメントの大一番の勝負でセットを取られてしまった例もあります。

4分18秒のシーンにご注目ください。

メタナイトがアイスクライマーに近づこうとした瞬間突然の転倒。そして前述した投げコンによってストックを奪われてしまったのです。

競技シーンではランダム要素をできる限り除外するといったことは過去の記事でもお話しましたが、この除外できないランダム要素によって、スマブラXの競技性が損なわれていたことは間違いなく事実でしょう。

当然このシステムはこれ以降のシリーズでは採用されることはなく、競技プレイヤーたちは以前より安心してプレイすることができるようになりました。

おわりに

とガチプレイヤーの中ではあまり評判がよくないスマブラXですが、僕にとっては間違いなくWii専用のタイトルで最もプレイしたソフトであり、思い出に残る作品の一つでもあります。

特に『亜空の使者』は、ムービーが多く詰め込まれており、壮大なスケールのストーリーを楽しめるため、今やっても十分面白いと思います。この機会にぜひやってみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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