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【スマブラSP】篝火12に参加するオーストラリアのプロプレイヤーを紹介!!

「実質世界大会」と称されるほど多くの海外勢が参戦した篝火10から早くも一年が経過しようとしている。

そして、今年も昨年と同時期に開催される篝火12。

今回も日本の最上位勢含むプレイヤーの方々はもちろん、海外からの刺客が多数来日する。現在把握しているだけでその数は50名以上。筆者がスマブラを数年行っていたオーストラリアからも現地で名を連ねたプレイヤーたちが参戦することになる。

篝火10の直前にも、こちらの記事でオーストラリアからの参加選手の紹介させていただいたのだが、

今回も同じように篝火12に参加するオーストラリアの強豪選手たちを、特にeスポーツ組織からスポンサー契約を受けている選手を中心に紹介させていただきたい。

きなじ/Kinaji

もはや日本でも知らない人の方が少ないであろう、在豪日本人プレイヤー。その実力の伸びは留まることを知らず、前回の遠征では招待制大会Cafeteria Cupにて、Cosmos選手、Apollokage選手といった名だたる海外トッププレイヤーを倒しており、ワールドクラスのプレイヤーと述べても全く差し支えないほどになっている。

オーストラリアでの戦績については、ここ半年で出た国内での大型大会はほぼ全て優勝。先月メルボルンにて行われたGame Expoでは惜しくも優勝を逃してしまったものの、日本からの刺客であるNeo選手をフルセットの末に敗者側に落とすという、オーストラリアのスマブラの歴史で類をみない快挙を成し遂げた。

現在もスネークとシュルクという難易度の高いキャラクターを上手く使い分けており、珍しい組み合わせでありながらもキャラクター同士の補完関係は抜群。海外勢らしさを感じる圧倒的火力と攻撃的なプレイスタイルに加えて、手榴弾での割り込みやモナドの切り替えで相手に上手くコンボをさせない立ち回りが特徴的だ。

今回の篝火での彼の目標は、前回大会でJdizzleが成し遂げたトップ32。だがノッた時の彼のポテンシャルを鑑みれば、それ以上も目指せるのではないだろうか。名実ともにオセアニア最強となった彼が今回どんな結果を残すか、楽しみで他ならない。

Sebpro101

オーストラリア全一ロボ使い。元々現地の最上位勢だが、ここ最近で更に実力に磨きがかかっている様子。前述したGameExpoではNeo選手とフルセットの激戦を繰り広げた。

繊細な間合い管理からの的確な技選択といった丁寧な立ち回りが印象的だが、時に差し合いで突然横必殺技を放つなどといった極太の択を通してくるところにオーストラリアのプレイヤーらしさを感じさせる。

またSNSでは毎回来日時に訪問した日本の様々な観光スポットの写真を載せせており、誰よりも日本を満喫している姿が伺えるのも我々日本人として嬉しいところである(真偽は不明だが、前回は最終日に帰りたくなくて泣いていたらしい)。

今回三度目となる日本での大型大会。度重なる遠征で場慣れしていること、オーストラリア勢の中でも現在特に油が乗っていること、そして重さと早期撃墜コンボがあることから逆転力の高いロボット……この男、何かとんでもないことを起こしそうな気がしてならない。

DD

前作スマブラfor時代から長きに渡ってオーストラリア最上位勢として君臨している選手の一人。現在はフリーエージェントだが、これまでに複数のチームと数回スポンサー契約を果たしている。オーストラリアの大会ではトップ8の常連であり、一昨年シドニーで行われたPhantom2022ではにえとの選手とグランドファイナルを戦った。

現在はカズヤをメインとして起用。以前はコンボよりむしろ一発の火力と自身のスマブラ力でトーナメントを勝ち進んでいた印象だが、最近は最風を含むコンボの精度もかなり高くなっており、より恐ろしさが増している。リーチや機動力が理由でカズヤでは苦しい相手に対しては、SP初期からの相棒であるワリオで迎え撃つ。

DDについて特筆すべきは、彼の自由奔放なプレイスタイルだろう。他のプレイヤーならそれほど使わない上スマッシュをメインウェポンとして据えるワリオ、最風に固執せず空中上攻撃などで展開を作っていくカズヤ。型に囚われないからこそ対応が難しく、そのプレイは毎回観衆を惹きつける。

今回初の日本遠征となるDD。誰よりもスマブラというゲームを楽しんでいるかに見えるそのプレイで、果たしてどこまで勝ち進めるのか。何にせよ、プレイを観た多くの日本人が彼のファンになることは間違いない。

Beet

きなじ選手と同じゲーミングチームPanic Esportsに所属しているプレイヤー。ファルコ使いが多いオーストラリア国内で全一ファルコとして知られており、豪州で最もスマブラが強い地域、メルボルンの平日大会では度々優勝。前述したSebproとも毎回互角の勝負を繰り広げており、オーストラリア最上位勢の一人といえる実力者だ。

ファルコの十八番ともいえる始動技を絡めた時のコンボ火力は言わずもがな。撃墜がやや難しいキャラクターでありながら相手を倒しきる能力も高く、特に上スマッシュの当て勘はかなり高いように伺える。

彼もまた日本遠征が初めてのプレイヤー。上位ファルコ使いが数多くいる国で、彼のファルコはどのように映るのか。そしてどこまで結果を残すことができるのか。要注目である。

おわりに

ここ数年で、特に最上位勢のプレイヤーレベルは間違いなく上がっているオーストラリア。各選手に日本で良い結果を出してほしいのはもちろんだが、何より大会を、日本を存分に楽しんでもらいたい。

そして、筆者自身も日本での大型大会に参加するのは今回が初めてのこと。異国でできた友人たちと世界規模の大会を楽しみながら、言語の面でサポートすることができれば幸いである。



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