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【スマブラSP】篝火10に参加するオーストラリアのプレイヤーを紹介

日本のスマブラ界隈で、怒涛の大会ラッシュが始まっている…

先日行われたGEN1.1から、今週22日にはWAVEとスマバトSPが関東と関西で同時開催。その翌週にはマエスマTOP、5月に入って4日にはDELTA、そして5日6日には最も規模の大きい大会ともいえる篝火10が待っている。

今回の篝火は「実質世界大会」などとも言われており、期間中はこれまでにない規模で北米のプレイヤーを中心に海外勢が日本へ集まってくる。そして僕の住むオーストラリアからも、国を代表するプレイヤーが何人か参戦予定だ。今回の記事では、この期間中に日本の大会へ参加するオーストラリアのプレイヤーを一部紹介させていただきたい。

Jdizzle

「オーストラリアのスマブラプレイヤーといえば?」で真っ先に名前が挙がるであろうプレイヤー。前回の遠征ではKEN選手、HIKARU選手、Gackt選手といった名だたる日本のトッププレイヤーたちを平日大会で下しており、世界トップであるこどもリンクの存在をより界隈に知らしめた。

彼の特徴は、これぞ海外勢といったような攻めっ気強めのプレースタイル。飛び道具だけでなく時には近距離技も駆使しつつ、コンボ始動が当たれば貪欲に火力を取りにいき、速いゲームスピードで相手の手札を減らしていく。

そしてこのJdizzleの代名詞といっても良いのが「空下」だ。

後隙が少ない、かつ威力も高い優秀な技だが、彼はこの空下の当て勘が非常に高いと言われている。着地狩りを狙う相手に対してやジャンプ読みなど、相手が動きたいところを的確に突いてくる。この空下については現地でもよく話題になっており、対戦相手曰く「警戒してても当たってしまう」という。

前回の遠征や現地での鍛錬によって更に実力に磨きがかかったであろうオセアニア州最強の男。ウメブラSP9ではTOP48という結果を残したが、今回はそれを上回る成績を残してくれることに違いない。


Sepbro101

そのハイスペックな性能から、世界で多くのプレイヤーに使用されているキャラクターのロボット。豪州の全一ロボ使いがこのSebpro(以下Seb)だ。

オーストラリアのメジャーではTOP8常連の一人である。オフ大会はもちろん、オンラインでも高い水準でプレーをすることが可能なプレイヤーで、中部の強豪スネーク使いである某プレイヤーはオンラインでのフリー対戦後、「日本でも上位勢に入れるロボット」と発言している。

オーストラリアのスマブラは一度触れた時の火力を特に重要視する傾向にあるといわれているが、前述したJdizzle同様、このSebも言わずもがな。始動技が当たれば強烈なコンボを叩きつける。ロボットの耐久力や復帰性能を活かした撃墜拒否能力も非常に高く、堅実な立ち回りをしながらも時折見せる大胆な択も印象深い。

昨年Kept選手、Gackt選手も参加した韓国大会では5位という成績。更に多くの猛者が集結する日本でどこまでいけるのか注目だ。


きなじ/Kinaji

在豪日本人最強と謳われるプレイヤー。日本のプレイヤーとも頻繁に連絡や対戦を行っており、オーストラリアで彼を知らないプレイヤーはいないのはもちろん、日本でもしばしば名前が挙がるほどの実力者だ。

キャラはスネークとシュルクをダブルメインとして起用。日本のプレイヤーだとのまち選手と同じ組み合わせだが、豊富な手榴弾のセットアップを持つスネークと状況に応じてモナドを切り替える必要のあるシュルクという高難易度といえるキャラ2体を高い水準で使えるというのは、一体どんな頭をしているのかと毎回驚かされる。ことスネークに関していえば相手キャラクターに応じて上手く対応や使用するセットアップを変えており、同じスネーク使いである自分もかなり参考にしている。

そんな彼、現在齢15歳…故に選手としての成長スピードとポテンシャルの高さは世界規模でみても随一だ。日本とオーストラリアのハイブリッドともいえるスマブラを、故郷で見せつけてほしい。


Xav

読みは「ザブ」。豪州全一ピーチ使いであり、オーストラリアで最もレベルの高い地域とされるメルボルンでTOP10に入るほどの実力者である。

近距離ファイターピーチの強みを押しつけていくアグレッシブプレイヤー。蕪を絡めたコンボはもちろん、蕪を持たずとも始動から火力を取っていく。一度崖など不利状況に追い込めば、「このまま倒しきってやる」と言わんばかりの強烈なプレッシャーは脅威だ。時にオーストラリア最上位勢を負かすこともあり、一度ではあるがJdizzleにも黒星をつけている。

おそらく自身初の海外大会となるXav。何といってもピーチはそのコンボ火力から逆転力の高いキャラだ。現地のプレイヤー相手に、とんでもないアップセットを起こしてほしい。

おわりに

紹介した選手以外にも期間中はオーストラリア各所の一部中堅勢が参加や観戦をする予定だ。

数年前こそ日本や北米といった地域とはプレイヤーのレベルにかなり大きな開きがあったオーストラリアだが、年々その差は少なからず埋まりつつあるように感じる。また海外遠征の機会がさほど多くない分、一回の遠征での吸収力や成長スピードは他の国と比べて高いと信じている。

こんな記事を書いている時点で僕も日本人でありながらスマブラプレイヤーとしては立派なオーストラリア勢なのだろう。

世界でもトップレベルの地域である日本の大型大会を、思う存分かき回してほしい。

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