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当事者になる 介護と仕事の両立とは

ここまで10回に渡り、伯母の転居について語って
まいりました。
今回は少しキャリコン視点で「当事者になる」という
タイトルに込めた私の思いについて語っていきたいと
思います。

「当事者になる」
これはキャリコン仲間の方から言われた言葉で
気づいた自分の立ち位置でした。
4月半ば位、私は泣きたい気持ちでした。
キャリコンの勉強の年にしようと思っていた
今年、それなのに伯母のことで時間を取られ、
しかも仕事も年度末本決算があり。
現在の職場ではキャリコン絡みの仕事は全くして
いないので、実践を積む場も得ることが出来ず、
「私、何やってるんだろう」
と自問しながら、仕事や伯母のことに奔走して
いました。

そんな中、キャリコン仲間にちょっとラインで
愚痴を書いてしまったことがありました。
その時の彼女からの返信が
「『介護と仕事の両立』の相談時に役立つ情報を
たくさんゲットしてください!」という励ましの
言葉でした。

そこでハッとしました。
そうか、私は『仕事と介護の当事者』なのか、と。
キャリコンの勉強をしているとロールプレイ実習
があり、色々な課題を抱えたクライアントの相談
に乗るというシチュエーションでロールプレイ
実習が行われます。
課題は様々、その中に『仕事と介護の両立』と
いうものがあったのを思い出しました。
この課題を抱える方は多そう、では何が私を
助けてくれたかな、何があったから私は挫けず
この課題を何とかクリア出来たのでしょうか。
今回、約半年間の間に感じたことは、二つあります。
一つは対話の大切さ、そしてもう一つは意志力でした。

ケアマネさんから始まり、施設仲介業者さん、
施設運営の方、骨董商の方、警察署の方、
不動産屋さん司法書士事務所の方、電気屋さん、
引越業者さん等様々な方たちと今回の件で出逢い、
お世話になりました。
介護についても引越についても知識が足りなか
った私は、どの方にも率直な質問を投げかけて
回答を得ることを繰り返していました。
時には他の方を紹介してもらうということも経験
しました。
私はその対話から彼らのプロフェッショナルな
知識と仕事に対する思いも受け取りました。
メール、電話を駆使して最後は対面でお願いする
ことが殆どで、殆どの方とは「一期一会」の出逢い
でした。
情報を集める、ということの大切さ、自分の知っ
てることはたかが知れているということが骨身に
しみました。

そして、意志力。
そう、なんといっても今回の主役は伯母。
伯母の意志力の強さには感服することが
度々あり、何度かは打ちのめされています。
「私はこうしたいの。」
「いつまでにこうして欲しいの」
「これがいいわ。」
伯母の指示はいつも明快でした。
きっと伯母は未来予想図がある程度出来ており、
逆算して私に伝えていってくれていたのだと
思います。
私は伯母の意志に従って行動を決めていかれ
ました。

キャリコンではクライアントの抱える課題を
お話を伺いつつ、サーチライトをあてるように
どこに問題があるかを探りながら話を展開して
いきます。
私が学んだところでは、問題点を4つに大きく
分類をしていました。
今回の私のケースでは「中長期的な視点の欠落」
が一つの問題点だったように思います。
次に何がくるか、が予測出来ると人は安心して
その先へ進んでいくことが出来ます。
それを解消するには、やはり先回りして知識を
入れていくことが安心につながっていたように
思います。

「当事者になる」
今回のことで、私は仕事とは異なりますが大きな
一プロジェクトを成し遂げたと感じました。
途中で気づいて視点を変えてみたことが、劇的に
効果を与えてくれました。
成し遂げたことが自分の自信にも繋がりました。
こんな学びの機会を与えてくれた伯母には感謝です。

今回noteにこの記録をつける、残すという意味で
私はこちらに投稿を始めました。
この拙文を読んでいただいた方に感謝の言葉を
お伝えしたいと思います。
ありがとうございました。
この投稿が何かの形で誰かに届き、情報を必要と
している方の少しでも役に立ってくれることを
祈ります。






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