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瞬かず、輝かせる

訪問看護で日々、
在宅で過ごす利用者さんを看ていると、

あ、
今、瞬きしちゃいけないなって
思う時間がある。

人の命には、残念なことに限りがある。
永遠はない。

加速する認知症の症状。
憎き癌のけたたましい生命力。
想いとは逆行して固まる体。
ループする嫌な思考。

日常を傍に感じられる幸せな場所なのに、
日々、悔しさや切なさや、
虚しさという想いとも、
常に隣り合わせ。

現状を維持安定させる事が、
まず1番だと思うけれど、
どんな状態であっても、
わずかでも輝く時間あって、
瞬きしてちゃいけない!と思う瞬間がある。

例えば、
痛みがやっと落ち着いた時。
安定して歩けるようになってきた時。
本人や介護する方の気持ちが、前を向いてきた時。とか。

その瞬間を逃さず、
うまく押してあげれると、
良い時間が流れ出す事がある。

残された時間が輝く時。

たとえそれが短くとも、
輝く時を過ごしている時、
ご本人も、家族も
みんなとても良い顔をしている。

この仕事をしていて良かったなと思う瞬間。
そして、
その瞬間を絶対逃しちゃいけないと、
日々思うのです。

┈┈┈┈┈❁⃘*.゚

人生はたぶん長い。
良い事も良くない時も、たくさんある。

母である自分。
看護師である自分。
おばさんである自分。
推しに萌えてる自分。
今という時間。
良い時も悪い時も。

どんな、瞬間も噛み締めて生きていかなきゃならんなと思うのでした☺








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