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深夜の高速ETC料金所大渋滞のワケ 

#物流業界2024年問題 #深夜の高速料金所 #高速道路深夜割


「#コストカットのために長距離トラックの多くが深夜に走っている」「時間帯に関係なく事業用トラックだけでも通行料を下げてもらえたら、深夜の混雑が少しは解消されるのではないか」



『野村総合研究所は、対応をとらなければ人手不足で30年には全国で35%の荷物が運べなくなると推計。ニッセイ基礎研究所の矢嶋康次氏は「今の物流はドライバーの長時間労働で支えられてきた。(2024年問題の)解決には、いかに効率を上げられるかが鍵となる」と話す。』



よくメディアで報道されている、「深夜の高速料金所大渋滞」

なぜ大渋滞しているのかというと、「少しでも運賃を手元に残すために深夜割引を使い高速代を浮かし、利益を出したい」からその時間帯にトラックが集中するのです。


トラックが荷物を届けるために仕事で利用する高速道路料金は、基本運送会社が負担=運転手負担です。


そこで少しでも会社に利益を出すため=運転手の給料のために高速道路料金を少しでも削りたい。

だが、高速道路を利用しなければ、お客の希望の時間には届かない。

だから実質自腹で運転手が高速道路を利用する。

だが、少しでも高速道路料金を削りたいから高速道路料金の深夜割を利用するためにトラックは深夜0時と同時にETC料金所のゲートを潜るんです。


深夜0時に料金所ゲートを潜るために、高速道路料金所手前の路肩や近くのサービスエリアで時間調整をする。

その為に夜のサービスエリアも大型トラックが大渋滞です。

そして、深夜0時にETCゲートを目指し、一気にトラックが料金所に集まるんです。


深夜の高速料金所の大渋滞。

そんな時間に料金所がトラックで大渋滞するって、経験したことのない人が初めて経験したら心底驚くでしょう。


「なんでこんな時間にこんな大量のトラックが」って。


それだけ必死に、文字通り命懸けでハンドルを握るトラックドライバー。


国民民主党の玉木さんが物流業界2024年問題の解決策の一つとして「大型トラックの最高速度を引き上げたら少しでも荷物を多く運べる」なんて提言は、言葉は悪いが「この時間にまで走り通してこの渋滞を経験したことのない人が何言ってるんだ、寝言は寝て言え」と言いたくもなります。


国会議員ならば、もっと根本の問題に着目し着手してほしい、と心底思います。

それが出来る立場の人間なのですから。


あと自分は、トラックドライバーの人たち、少しでも政治意識を変えてほしい。

人に任せてもしょうがない、自分の労働条件は自分で変えるしかない。

この問題が騒がれている今しか労働環境を変えるチャンスはないのかもしれないのだから。


高速道路深夜割「0:00~4:00の深夜帯に対象の高速道路を走行すると、料金が30%割引きされます。すべての車種で利用でき、除外日もありません。対象時間内に入口と出口の料金所を通過する場合だけでなく、23:30に入口を通過し5:00に出るなど、対象時間をまたぐ利用についても割引きが適用されます。」

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