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あの日の記録

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エッセイともコラムとも違う、日記的な、覚えていたいエピソードの記録。
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#ファッション

わたしが可愛いと感じたものを、可愛いと言われたときのしあわせ

 お気に入りのイヤリング。赤いビーズが散りばめられててキラキラ光る。わたしの広くて厚い耳たぶでもしっかり着飾ってくれる。友達が作ってくれていくつか買わせてもらったうちの1つ。  前の会社の友達が、出会って早々、その友達と遊ぶときはまだ付けたことがなかったこのイヤリングに気づいて、「かわいい」って褒めてくれた。わたしはその日、オレンジブラウンのニットに赤いスカートを履いていて、スカートの色に合わせたかったのって伝えると、そうだと思ったって微笑んでくれた。  その日の帰り道、

自分に似合う色を見つけていく

 巷で話題のパーソナルカラー診断というのを、大学生の頃に受けたことがある。大学内の就職支援の先生がたまたま資格を持っていて、以前から興味があったので友人と受けに行ったのだ。 +++  自分に似合う色に興味を持ちだしたのは、中学生のとき。  いわゆる「差し色」というものに心惹かれて、大変下手糞ながらも色んな色の服を試して着ていた時期だった。今なら絶対に着ないようなはっきりとした赤や青、ショッキングピンク、青みの深い紫。いやどこで買ったんだよと言われるような服ばかりだったが、