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あの日の記録

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エッセイともコラムとも違う、日記的な、覚えていたいエピソードの記録。
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#note

路面電車でこどもギャングと道中をともにした話。

 世で言う三連休の最終日、家から徒歩15分の距離にあるカフェでひとり満喫したあと、本屋にいきたくなって路面電車に乗った。わたしの住むまちの路面を走る電車は旧型車両と新型車両が入り混じっていて、大体5本に1本ほどのペースで新型車両に乗ることができる。屋根がかかっただけの簡易的なホームでそこそこな列の最後尾に並び、待つこと数分、運よく新型車両に乗ることができた。空いている席に腰かけて、窓の外を眺めながらのんびり鈍行する電車の心地よさに微睡んでいた。  ひと駅かふた駅くらい進んだ

自分に似合う色を見つけていく

 巷で話題のパーソナルカラー診断というのを、大学生の頃に受けたことがある。大学内の就職支援の先生がたまたま資格を持っていて、以前から興味があったので友人と受けに行ったのだ。 +++  自分に似合う色に興味を持ちだしたのは、中学生のとき。  いわゆる「差し色」というものに心惹かれて、大変下手糞ながらも色んな色の服を試して着ていた時期だった。今なら絶対に着ないようなはっきりとした赤や青、ショッキングピンク、青みの深い紫。いやどこで買ったんだよと言われるような服ばかりだったが、