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身体と心と呼吸とコミュニケーションをとること

『身体と心と呼吸とコミュニケーションをとること』ということがどういうことかというと、例えば何かポーズをやっていて、身体の各部位が「痛い、圧迫される」、呼吸が「苦しい、激しい」、心が「辛い、嫌だ」というような感覚を感じたら、それを、身体、呼吸、心が話している言葉のように聞いて、そこに答えるように、ポーズを調整して弱めてあげ、心地良さを作るということです。

もしそこで何も調整を加えずに、我慢するような形になってそれを続け頑張りすぎてしまうと、身体的にも精神的にも自分を傷つけてしまう可能性も高まり、結果、ご自身を壊すことに繋がりかねません。

勿論、反対に少し余裕があるような感じだったら、いつもより一歩か二歩先に進めるような感覚で少しだけ先に進めてみる。一気に5歩くらい先に行ってしまうと自分のキャパ以上に行ってしまう可能性が高まるので、ほんの少しだけ先に。ほんの少しだったら、危ないと感じたらすぐに戻すことができるので。

目標に向かうために自分の意思だけを押し通すのではなく、身体、呼吸、心の声を聞きながら、会話をするようにコミュニケーションを取り続けて練習していきます。

そのようにして、ご自身を壊さないように優しく取り扱いながら練習をすることを通して、変化する環境とご自身との持続可能な関係性の築き方を育んでいきつつ、ご自身の潜在的な可能性も実感していきます。

そしてそれを普段からポーズの練習でやっていると、それが日常に戻ったときに生きてきます。なぜなら、マットの上にいても、日常にいても、場所が変わっただけでご自身の身体は同じだからです。

ヨガに限らず、目標があったりすると、気付かないうちに、自分自身が一方通行になってしまっている時があるかもしれません。例えば対人関係でも、お互い違う意見があったとしたら、一方通行になりすぎず、意見交換をしながらどうやってその間を取るか対話をしていくことで、物事を平和に解決できる道を見つけることができると思います。

人それぞれ身体、呼吸、心の状態が違うのと一緒で、一人一人違うからすごく難しいことですが、諦めずにアプローチを続けることが大事だと思っています。例えば身体の強さや柔軟性などもすぐには変わらないけど、アプローチを続けると少しずつ変化していくのと同じように。

サステナブルヨガ®︎ではそれを大事にしています。

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