見出し画像

金融マンには誠実さで信頼を得る

こんにちは^_^
香月美智子です。
外資系金融企業でのエグゼクティブ・セクレタリーの日々をお伝えしております。


お金に細かい人
大雑把な人
気前が良い人

このタイプ分けは万国共通、外国人にもはっきりとキャラクターが分かれます。

私が関わってきた外資金融企業のプロフェッショナル達は高い年収を得ていて気前の良い方が多いです。

しかしながら、気前が良いからと言って、お金に細かくない訳ではありません。

金融マンは数字に強いので、男気を見せる上で大雑把な「ふり」をしていても、実は細かく把握しているのです。

数字にはとても強く、細かい数字が並ぶ社内のグローバルの収益計算書をフォトリーディングのように読み取り、一瞬にして間違い(計算の合っていない箇所など) を指摘したりします。


それとは全く規模の違う話になりますが、多忙な上司をサポートする私は、上司のちょっとしたパーソナルな買い物を代行するために、少しお金を預かっていました。

上司のキャッシュ用のお財布を作っておき、上司の少額現金を管理していました。

そのキャッシュのお財布から上司のコーヒーを買ったり、個人的なお手紙発送の為の切手を買ったりして、現金がなくなればもらう、という具合です。

そのキャッシュの管理に際しては、私を信頼してくださり、レシートは要らない、と常に言われていましたが、私は全てエクセルに出入金をメモしていました。

月に一度、支出の報告書をメールに添付して上司に送っておくのです。

パーソナルのキャッシュ管理では細かいことは気にしない、といった態度で、そこまでしなくて良いんだよ、と言ってもらえていました。

しかし、相手はプロの金融マンなのだ、と私は自分に言い聞かせました。

面倒ではあるけれど、切手一枚でもきちんとメモしておき、月に1度、お預かりしていたお金を何に使ったのかをお知らせしていました。

「必要ない」と言っていたのは、
「パーソナルな事で私の手を煩わせたくない」ということからなのだ、と感じていました。

秘書は金融のプロの仕事は出来ません。そしてお金持ちの上司は本当に細かいお金の収支など気にしていなかったかも知れません。

それでもやはり誠実さだけは示していきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?