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「迷惑をかけないで」に疑問を感じる

子供のころから「人に迷惑をかけないように」って家や学校で常に聞いてきた。そして、公共機関では「他のお客様の迷惑になりますので」というアナウンスが電車で毎日のように聞く。

迷惑【めいわく】
他人のことで、煩わしくいやな目にあうこと。
引用:Oxford languages

間違いない!!
他人が自分のせいで嫌な気持ちになってしまうのは良くない!

しかし、他人が嫌な気持ちになるかどうかというジャッジは曖昧ではなかろうか?あくまでそのジャッジは自分。

そもそも、生まれや育ちが違う人間の集合体である社会で、「迷惑」と感じるかどうかのボーダーラインはみんなそれぞれ違う。

狭い店内で子供が走り回って人にぶつかること、電車で周囲を気にせずに大声で電話をするなど、度を越したら勿論注意されるだろう。ちなみに私は小声電話だったらあまり気にならない。自分はやらないが。
(ちなみに、電車等での電話は通話相手の声が他人には聞こえないので会話ではなくて雑音として聞こえる為にストレスに感じるらしい。)

迷惑行為なのかどうかの線引きは、自分がされたらどういう気持ちになるのか?を考えることが求められる。
日本人の心得である「察する」「空気を読む」というのがここでは発揮される。

今回のこのテーマにおいて、私が大切にしたい考え方としてインド人の考え方をお伝えしたい。

何で知ったのかは忘れたが、SNSかコラムなのか。。

「あなたも他人に迷惑をかけて生きているのだから、相手のことも許せ。」

本当にこの言葉に出会ったときは大きく頷きました。

私の母含め、ご年配の方はいつもせっかち。バスから降りるときにまだ全然停車していないのに気持ちが急いで席から降りようとする。それで、たまに転倒してしまう人もいる。

母曰く「ゆっくりもたもたすると他人に迷惑をかけてしまうから。。」と。

私は母に「そんなの、迷惑ではないし、みんなも分かってくれるし、周りに迷惑をかけてもいいんだ。周りもいずれ自分が年寄りになった時に同じ境遇になる。」と伝えた。

自分の母がそのように感じているのはとても、世間に対して寂しい気持ちになる。 高齢化の日本において、もっと年配の方へのリスペクトが広がればいいなと思う。(ただ、傲慢なお年寄りの方がいるのも事実。ここではそれはそれとして扱おう。)

そしてインド人のような考え方がもう少し世の中に広まってもいいんじゃないかと思う。

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