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足し算ではなく 引き算

写真にも、食べ物にも、共通して言えること。

実は、でも、簡単なようで難しい。

これを食べたら身体にいいですよ、とか、健康にいいですよ、とか、ダイエットになりますよ、と言われたら、それを続けて取り入れることは、比較的やりやすい。しかも、今の日本経済は、物を作って売って、そして消費する、ということで成り立っている経済。だから、商品を売り込むことに企業は必至。物を売る為の努力をおこたらない。

だけど、実際には、何らかの体調不良を感じていて、それをよくしたいときは、サプリメントや特定の食材に頼るよりも、まずは、徹底して身体に悪いといわれるものを辞めてみる。ダイエットもしかり。

簡単なようで難しいけれど、それが一番の近道、というよりは、それが唯一の方法、とすら思う。

元々やせ体質だった自分が、あるときから、急に太りだした。そして、体重の増加を止められなくなった。様々なダイエットも試みた。でも、ダメ、どれも効果はほとんどなく、続けられなかった。

そんな中で出会った無化調のラーメン。そして、化学調味料を徹底して普段の食生活から排除した。でも、その頃の自分にとっては、まだ完全ではなかった。それが、主に当時大好きだったパン。いわゆる総菜パン。さすがに袋に入ったスーパーやコンビニのパンは買ってなかったけれど、でも、結局普通に手作りパン屋さんで売られている総菜パンであっても、大差なかったと後で知り、かなりショックを受けた。なので、パンを辞めた。一切食べない。

更にやめたのが砂糖。白砂糖に限らず、きび糖や黒砂糖はもちろん、代替え甘味料、はちみつも使わない。スイーツも辞めた。それに、パン以外のパスタやうどんといった小麦製品もやめた。必然的に、バターや、マーガリンはその前から使っていなかったけれど、乳製品もやめるようになって、油はさすがに使っていたけれど、その質を考えるようになった。

結果、短期間で、体重が一気に10キロ以上がくんと落ちて、周りには病気じゃないかとビックリされたけれども、明らかに体調は変わっていった。

そして、徹底して一度辞めてみたことで、その後は、スイーツにしても、パンにしても、取り入れる時は、その質を考えるようになった。吟味するようになった。厳選するようになった。回数もしかり。身体の声が聴こえるようになった。身体の声が聴こえること、これってとても大切なことじゃないかなと思っている。それを狂わせてしまうのが、化学調味料だったり、砂糖や人工甘味料だったり。

厳選するようになって、それでもやめているのが、料理に砂糖を使うこと。それだけは今もやめている。きび糖やはちみつも使わない。甘さが欲しいときは、野菜の甘さを引き出す、日本酒を使う。長崎は砂糖文化圏なので、外食でそれを排除することは難しいけれど、その分、家庭料理で排除できていれば、たまにの外食はよしとしている。

そして料理をシンプルにしていけばいくほど、素材の良さが大事になってくる。いくら身体にいいといわれても、マズい料理を食べたい人はいない。身体にいいからこそ、美味しくなければいけない、と私は思っているので、素材選びは大切。美味しい野菜、きちんと作られた調味料、きちんと取った出汁。それさえあれば、味付けはシンプルでいい。料理も楽。ベジタリアンではないので肉は排除していないけれど、いわゆるスーパーなどで売られている加工肉は買わなくなった。買うとしても本当に年に片手で数えられるぐらい。普段は、魚か、あとは、いわゆるジビエ肉をたまに。それで充分。

基本、料理が得意ではなく、あまり好きじゃない自分は、とにかく、料理はシンプルに楽にすませたい。それが結果的に身体の為にもよければ、いうことなし。

今日の晩御飯は、猪肉の野菜炒め。相方の誕生日なので、猪肉は、特別メニュー。そして、猪肉は味噌ととても相性がいいので、今日は、味噌炒めにしてみようと思っている。鍋はいつも味噌仕立てだったのだけれど、炒めもので味噌は初めて。恐らく、いけるのではないかなぁと思っている。

料理は、そんな感じで引き算で、美味しく出来るようになってきたけれど、写真では、なかなか難しくて、あれもこれもと欲張ってしまったりする。一番、いいな、と感じたことにフォーカスして、欲張らずね。

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足し算ではなく、引き算、それは、食べ物や写真だけに限らず、人間関係も、仕事も、同じかもしれない。

仕事のこともちょっと思うところがあるので、いずれまた改めて。

読んで頂いてありがとうございます。ご縁に感謝します。頂いたサポートは、フィルム写真を今後も撮り続けていく活力や、美味しくて身体にも良い食を広めていく活動に使わせて頂きます。