2020さくら巡り～西光寺・大村桜～
樹齢260年以上と云われる佐世保市西光寺の大村桜は、２段咲きの里桜の変種で、花弁は100枚～200枚に及びます。大村桜という名前は、大村神社の境内で発見されたことにちなんでいるそうですが、この西光寺は、江戸時代、平戸藩の祈願所であり、1753年頃に平戸藩主から2本拝領された内の一本がこの個体で（一本は枯れてしまったとのこと）、平戸市の亀岡神社に古木があったことがわかっていて、平戸から拝領されたことと併せて、原産は平戸であり、国内ではこの西光寺の株が最も古く樹齢、規模も大きいとのことで見事な咲きっぷりです。
近くで見れば、それはそれはボリュームがあって、華やかで美しくて、去年初めて訪れてこの桜を知ったのですが、今まで知らずにいて損をしたなぁと思ったぐらい大好きになってしまった桜です。
この時期の西光寺は、桜以外にも、新緑やツツジが綺麗で、お庭を眺めているだけでも癒されます。お寺の中に入り、こんな素敵な庭園を眺めながら階段を見上げると左手に大きな大村桜が出迎えてくれます。
葉っぱと同時に花が展開していくので、パッと見た目はお花の存在感も弱いような気がしますが、近づいてみれば、本当にきれいな桜です。
西光寺でもう少し桜以外にも写真を撮りましたので、また改めてご紹介したいと思います。以上2020年のさくら巡り、今年は、人が少ないところ、あるいは、人が少ない時間帯を狙って近場で撮影しましたので、何度かに分けて書いてきましたが、ここで一旦終了しようと思います。まだ少しありますので、番外編として随時ご紹介させてください。読んで頂いてありがとうございます。ご縁に感謝します。頂いたサポートは、フィルム写真を今後も撮り続けていく活力や、美味しくて身体にも良い食を広めていく活動に使わせて頂きます。