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あらためまして、こんにちは。みっちーです。


知り合いの方も、そうでない方も、こんにちは!
みっちーこと、稲葉通全です!!

2019年4月に22年間住んだ大阪を離れ、宮崎県日南市へ移住してから、ちょうど1年が経ちました。

この1年間ガムシャラに、ひたすら突っ走ってきたのですが、
なんで日南に移住したの? いま何やっているの? と聞いて頂ける事が多かったので、誕生日を機にみなさんに改めて自己紹介できればなと思った次第です!

あ、noteを公開した今日、4月1日は僕の24歳の誕生日なんです!(嘘じゃないですよ。笑)

ちなみにnote、めちゃめちゃ長くなってしまいました。笑
読んで頂く皆さんには申し訳ないなと思いつつ、書きながら気づいたんですけど、このnoteを本当に届けたかった人はむかしの僕でした。

なので、僭越ながらこのnoteは、僕に興味を持って頂けた方やもっと知りたいというマニアの方にだけでも読んでもらえると嬉しいです!

23歳の最後に書いた僕らしいnoteになっております、ご興味ある方はお付き合い頂ければ幸いです!!



第一章 いまの自分とむかしの僕


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いま僕は、宮崎県日南市に移住して、サンゴ養殖事業を軸に自然保護ビジネスを展開するGreen Fingersという団体に所属しながら、
『命の居場所創り』をVisionに、カウンセリングやコーチングを軸に対話を行うライフコーチとしても活動しています!

第一章では、僕の自己紹介としてバックグラウンドやそもそも命の居場所創りって何?ってお話をさせて下さい!


命の居場所創りって?

僕は全ての命には平等に価値があって、どんな命であっても本来の価値を最大限に煌めかせて生きれるという信念をもって生きています。
一つ一つの命と向き合い、目の前の命が最も煌ける居場所を創るために今は対話や場作りを通して『命の居場所創り』を表現しています。



むかしの僕

むかしの僕は自分を自分で殺した。命を大事に出来なかった。


小さい頃はADHDという発達傾向もあって自由奔放な性格で少し変わった子供だったんですけど、家族や周りの人達に可愛がれて大事に育てられてきたんですよ。

転換期は小学5年生の時に起きた、ある3つの出来事でした。

ある日、今まで仲良くしていた学校の友人や親友達の中でイジメが始まりました。

日が変わる事に一人ずつイジメられいく。

親友からイジメられた次の日は親友をイジメないといけない。

心が痛い。


時は同じく、放課後に所属していたスポーツクラブの大人達からもADHDの発達傾向が原因で2年間、陰口や悪口を叩かれた。

理不尽な怒りや悪口に反抗する力もなくして、ただ耐えた。


そして、唯一の居場所でもあった実親からもある事件がきっかけで精神的身体的痛みを受けた。

周りの人たちや、信じる人や愛する人達からさえも認められず、自分の存在すらも否定された事が痛かった。

誰にも僕は受け入れられなかった。
全ての居場所をなくし、世界のどこにも自分が自分らしくいれる居場所はありませんでした。

そして僕は、この時を境にどこにもだれにも必要とされない自分という人格を自分で否定して生き始めました。

そこから10年という年月をかけて、少しずつ少しずつ自分の心を殺し続け、周りから好かれる人格を作り、この世界にしがみついて、必死に自分の居場所を作ろうとしてきた。

そうしていく内に、心が無くなっていった。
気づいた頃には自分の感情や感覚が消え、自分が自分として生きている感覚すら失っていた。

心が壊れかけている事に気づいたのは、2018年に就活を終えた時に浮かんだ小さな問いでした。

自分が本当にやりたい事はなんだろう?

どれだけ考えても答えが出る事はなく、そもそもやりたいという感覚が分からない。自分の感情や感覚すら分からない。

自分の中に何もない事に気づいた。
ただ、身体には理由のない不安感と虚無感だけがあった。

それはもう一人の僕からのSOSでした。

2018年4月に僕はうつ病になった。
ずっと我慢し、痛みを耐えてきてくれたもう一人の自分が限界を迎えたのでした。どうやらずっと、解離性人格障害や不安障害といったいくつかの精神障害も患っていたらしい。

自分の心が壊れかけていたのに気づいた時、ずっと否定し続けた自分に対して懺悔と感謝の念が生まれた。

大変な人生を歩ませた上に、自分が一番自分に厳しく当たっていた事を自分自身に詫びました。
それから、人生の痛み全てを負ってくれていた事、ここまで生きてきてくれた事に感謝しました。

それから半年間、人を信用していなかった僕は誰に頼ることもできず、今まで無視し続けた自分の声を一人でひたすら聴き続けました。

朝起きてから寝るまでの間ずっと自分と対話し続けました。

自分はいま何がしたいの? 自分はどっちが好き? 何を話したいの?と語り続けました。 最初は全く声が聞こえず、無視される所から始まり、少しずつ対話を進めていきました。

大阪駅で自分の行きたい場所が分からず10分間その場で右往左往して、最終的にどこにも行けずに帰った事とかもありました。笑

だけど日々少しずつ、分離していた自分と心が統合されていく感覚がありました。自分の感情や感覚を感じる事ができ、自分の言葉を話せる様になって、小さなやりたい事が分かる様になっていった。

そんな事を続けて半年ほど経ったある日、以前自分に投げた問いをもう一度投げてみた。

自分が本当にやりたい事はなんだろう?

そこで自分から返ってきた言葉が、居場所創りでした。

それはずっと自分が何よりも欲しかった物でした。
同時に、究極の居場所は自分自身なんだと気がつきました。

僕はずっと外の世界に自分の居場所を作ろうとしていたのですが、自分の命が消えるまで居場所となり得るのは自分以外に存在しないという結論に至りました。

そして、自分の価値を自分で否定し、命を大事に出来なかった僕だからこそ、自分の命には価値がある、どんな人生にも意味があると心から信じれる状態である事が何よりも尊く幸せな事だと心から思えました。


まだまだ若輩者の僕が語るには大変僭越ではありますが、僕には純粋な願いがあります。
それは自分の命や人生を愛して生きて欲しい、そして自分以外の誰かを愛して生きて欲しい。


だから僕は、どんな命に対しても価値があると信じれる人で在りたい。
そして、人が命本来の美しさを煌めかせて生きるサポートをするために
命の居場所を創りたいと思っています。


これが僕のバックグラウンドと命の居場所創りに至った経緯です。
もう既に長編ですよね笑
もし、まあしゃあなし読んだるか〜って人がいれば次の章も読んでもらえると嬉しいっす!笑


第二章 なんで宮崎県日南市に移住したの?


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そんな僕がなぜ、宮崎県日南市に移住して、Green Fingersで活動しているのか?って所ですよね。笑

なぜ日南なのか?

ずばり、Green Fingersとしてサンゴの養殖をするために日南市へ移住してきました!日南への愛を語る前にまずは、Green Fingersとジョインした経緯についてお話させてください!!

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Green Fingersは『命が呼応し合う世界を創る』をMissionとし、『命が根付く旅』をVisionに、サンゴ植え付け体験サービスを基軸に自然保護をエンターテイメント化させ自然保護ビジネスを展開していく団体です!


Green Fingers代表 岸大悟との出会い

僕がGreen Fingersにジョインしたのは居場所創りを事業化させるために株式会社talikiが主催する、社会起業家アクセラレーションプログラム  旧称 "タリプロ"の門戸を叩いたのがきっかけでした。

2018年11月、タリプロ同期生だった現団体の代表 岸大悟に出会いました。

彼もまたサンゴ養殖&植え付け体験を事業化させるため、タリプロに参加していました。

ここで岸大悟についてもご紹介させて下さい!

彼は両親が獣医の家系に生まれ、幼き頃から命の生き死にを見て育ち、命とは何か?を問い続けながら生きてきました。
そして、沖縄の大学に在学中、海外インターンで出向いたFijiでサメやウミガメの様な海洋生物の保護活動をしていた時にサンゴと出会いました。

海の美しい景観を作り、生物多様性の基盤として海にある命を明るく照らしながらも、環境の変化によって死にゆく繊細なサンゴに惹かれ、彼はサンゴを守るために起業を志すのでした。

彼はFijiで共に起業する友人を亡くしてしまいましたが、それでも諦める事なく一人でもサンゴを守り続ける事を決め、沖縄に戻った後に世界で初めてサンゴの養殖に成功した金城浩二さんの下で修行を積み、技術を習得し、タリプロに参加したのでした。

お互いのバックグラウンドや夢をタリプロ期間中に語り合い、彼のバックグラウンドやサンゴに対しての愛の強さ、太陽の様に人や命を明るく照らす人柄に惹かれたのでした。

そんな彼から”俺はお互いのやりたい事を掛け算できる人と組みたい”という誘いを受けました。

合理的にゆえば、お互いが自分達の夢だけに時間を掛けるのが正しい。

ですが、彼の夢が救う命の多さと自分にない魅力を持つ彼の人柄に惹かれ、創業メンバーとして起業し、僕は人生の一部を彼に掛ける事に決めました。

こっちにきてから、365日24時間ほぼ衣食住を共にしていて、性格とか思想は全く反対ですが、根の部分で理解し合っている不思議な関係です。
(当初はぶつかる事が多かったですが。笑)

そんな彼と共に20代の貴重な時間を共有し、お互いの夢を実現するために切磋琢磨しながら命を燃やしています!


改めてなぜ日南なの?

移住を決めたきっかけはサンゴ養殖事業行う上で、サンゴ採捕許可の取得が可能であり、サンゴが根付ける土地であった事です。

サンゴの採捕許可とは、サンゴを自然界から採取する許可の事で、宮崎県ではサンゴの採捕許可を民間企業・団体でも所得することが可能です。

そして、宮崎県の海水温は黒潮(暖流)の影響もあって平均して18-28°という水温を保っていて、宮崎には既に100種以上造礁サンゴが根付いており、サンゴを飼育する上で問題ない環境でした。

サンゴの飼育に適した環境があり、初めて日南市を訪れた際に二つ返事で一緒にやろうよと声をかけて下さった事業者や行政の方々がいた事が決め手となり日南市に移住してきました。


日南に根付いた理由

移住したきっかけはサンゴの養殖ができる環境があったからだったのですが、1年間地域に根を張り、宮崎の自然とこの土地に住む人達と時間を共にしていく中で、日南を愛してしまいました。。。

地元の方々は身一つで移り住んできた僕たちを受け入れ、愛してくれ、感謝しても仕切れないほどの恩を分け与えてくれました。
そして、宮崎にある美しい自然は人生を豊かにする上で大切な事はシンプルであることを包み込む様な優しさで教えてくれ、時に厳しさを持って自分の未熟さにも気づかせてくれています。

サンゴと自然と人、それが僕が日南に根付いている理由です。


第三章 いま、なにやってるの?


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こうして日南に移住し地域に根付き、現在は大きく3つの軸で仕事をしています!ここは事実ベースでちょっとしっかりめに説明させてください。笑


主軸はGreen Fingersとしてサンゴ養殖&植え付け体験事業の立ち上げと
自然と関わる人口を増やすための場作り


サンゴ養殖&植え付け体験事業

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サンゴ養殖&植え付け体験事業では、老若男女問わず誰でもできるサンゴの植え付け体験を提供し、その皆さんの想いを乗せたサンゴをある一定のサイズまで養殖場で育てた後に、海へ還すことでサンゴ群集を増やしていこうと考えています。

養殖事業は自然と生き物を取り扱うかつ、ハードビジネスという点において事業創造に時間とコストを要していますが、地元の方々や産官学からのバックアップを受けながら少しずつ歩みを進めています。


クラウドファンディングでの資金調達
2019年4月から実施したFavvo宮崎のクラファン では目標金額150万に対し、達成率110%で1,660,535円で181人の方々に支援して頂きました。
支援して頂いた方々からのお気持ちはサンゴを育てるために大切に使わせて頂きます。


テックプランターでの審査員賞
2020年2月1日に株式会社 Leave a nest主催のテックプランターにファイナリストとして出場し、審査員賞を頂きました。

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自然と関わる人口を増やすための場作り

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自然と人の関わり表す関係図ですが、サンゴ養殖&植え付け体験事業は自然を守るというカテゴリーにあります。
ですが、人が自然に対して抱く興味関心のレベルには段階があると僕たちは定義していて、自然を守りたいと思うためにはまず自然と関わる体験が重要だと考えています。

そこで、自然に関わる人口を増やし興味関心をより深化させるためにまずは、遊びや娯楽を通して自然に触れるイベントや場作りを行っています!

去年の活動実績(一部)

コンテスト型ビーチクリーン(Beach Detox Promotion)

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自然と人工物をテーマにしたアート個展 〜答えのない個展〜

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地域事業者や地元への地域貢献活動

地方で生活や経済活動をしていく中で地元の方々や事業者との関わりは切っても切り離せないほど重要です。
特にGreen Fingersの事業は先人達が守り続け、後世に紡がれてきた土地を使わせて頂く事業です。
そんな僕たちを心よく受け入れて頂いた方達への恩を返すために、自分達ができる技術をもって地域の課題を解決し、価値を還元していく活動を行っています。

ある時は農家へ、ある時は漁師さんの下へ、ある時は料理屋さんへ、地域に価値を還元しながら、Green Fingersの事業にも多大な協力を得ています。
ほんとに、いつもお世話になっております。。。


個人事業主としてオンラインダイアローグ事業

昨年11月に以前から個人向けに行っていたカウンセリングやコーチング、NVCといった対話を個人・法人向けに事業化しました。
クライアントのニーズや課題に合わせてオーダーメイドで3ヶ月以上のプログラムを設計し、人生全体の充実度向上と目標達成・課題解決に伴走するライフコーチとして活動しています。

昨年は4人の継続クライアントを持たせて頂きながら、延べ40人以上へセッションを実施しました。


ブワーッと今年の活動に関してご報告させて頂きました。
ここまで、6000字の僕の想いを受け取ってくださりありがとうございます。笑 もうすでにハグしたいっす!!


第四章 これからの自分とむかしの僕へ


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この一年活動してきて、自分が進むべき確かな道筋が見えてきました。

やっぱり僕は、人に自分の命や人生を愛して生きて欲しい、そして自分以外の誰かを愛して生きて欲しい。

どんな命にも価値があると信じれる人で在りたいし、人の可能性を信じていたい。そして、人が自分以外の誰かや人間じゃない命も思いやって欲しい。

最初はなんとなくの接点しか無かった2つの世界観が交差しいまはっきりと『全ての命が呼応し合う世界』をみんなで創っていきたい。


そんな僕がこれからやっていく事


サンゴ養殖&植え付け体験事業

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(※画像参照:chacing coral ~an exposure labs production~)
Green Fingersの基幹事業であるサンゴ養殖&植え付け体験はハードビジネスかつ命を扱う事業であり、進行は少しずつではありますが着実に歩みを進めています。

みなさんの想いが根付いたサンゴを育て、綺麗な海を再生させるために、Green Fingersは地域に根付き自然と地元の方々と共に事業創造を行っていきます。今後も公式FBで情報発信して参りますので、温かく見守って頂けますと幸いです。


Mindfulness Actuivity 事業

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思考優位で自分とのつながりを忘れがちの現代において、自分の身体感覚や感性と繋がる体験を創出するために、自然×Mindfullnessを掛け合わせたMindfullness Activityを開発し、地方にある自然の価値を引き出し、自然に関わる人口を増やすActivityを実装していきます。

自然は人間の一部であり、自分の状態を写す鏡だと思っていて、自然の美しさや魅力に触れている時、いまここ自分の状態を観ていると僕は考えています。

その第一弾として、自然とつながり、自分の心や身体感覚をつながる自然×ヨガのイベントをリリースします。

Nature Healing Yoga  〜自然とつながり、自分とつながる〜

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ライフダイアローグ事業

オンライン対話事業を新年度からも実践していく予定で、本年度は枠数を10枠に設定していて、残り8枠となっています!

今後、新プランをリリースしていくので、もしご興味のある方は個別にメッセージを承っております!!

それに加えて、オフラインでの対話や場作りも行っていきたいと考えていて、日南にある自然を活用して、自然の中での対話やMindfullness Activityと掛け合わせたリトリート企画を今年実践したい!(まだ未定だけど。笑)

まだまだ修行の身でございますので、共に企画して頂ける方がいらっしゃりましたらご協力をよろしくお願い致します!笑



まだまだ、未熟で力が及ばない事ばかりですが、一歩ずつ着実に想いを実現するために前に進んでいきます。

これからも死ぬよりしんどい事や死んでもいいやって思うほどに心動かされる瞬間と出会っていくと思います。

そんな瞬間を今まで出会ったみなさんと、これから出会うみなさんと一緒に紡いでいけたらなと思っていますので、これからも稲葉通全をどうぞ宜しくお願い致します。


最後に

このnoteは今まで生きてきてくれたむかしの僕にもう大丈夫、ありがとうという感謝と、これから創りたい世界を実現するために強く生きていく自分へ、はなむけの言葉として自分に贈りたいと思います。

ここまで読んで頂いた皆さんとご縁を紡げかせてもらえて、ほんっとに嬉しいです!また、人生のどこかでお会いするのを楽しみに、僕はこれからも強く生きていきます!!


では、また!!!

2020/04/01 稲葉通全

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