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ネガティブな感情【The Glory】

<ネタバレほぼなしのNetflix感想>

確実にハマるとわかっていたのでシーズン2が出るまで我慢していたThe Gloryをやっと見た!

高校時代、壮絶ないじめに遭った女性の復讐劇。


本来、人間の感情に正誤などないはずなのに、ネガティブな感情は良くないものとされがちだ。人前では特に、自分を抑え込んで我慢して、笑顔を作ることが美徳であるように思われてる。

だけど感情というのは本来、自分の本音を知るためのバロメーター。ネガティブな感情こそが自分の望みを炙り出してくれ、時には危険も知らせてくれる。大切な自分の、心の叫び。

だから、自分のネガティブな感情を肯定できる人は強い。自己受容しているということだから。

主人公・ドンウンは自分の復讐心を誰にも、少しも隠さない。

真っ黒に燃える自分を受け入れてるから、真っ黒な彼女をそのまま包み込む人が現れる。

「君の罪悪感の先で待つ」

これ以上の愛の言葉があるだろうか。どんな甘い囁きよりも、わたしが言われたい台詞NO.1がここに決定した。

もしも、いじめっ子・ヨンジンがドヨンではなく、互いの禍々しさをすべて知り尽くしたジェジュンと結婚していたら。2人の間に、復讐計画が割って入ることができなかったのではないかと思う。本音の関係は強いから。


怒ってもいい。
泣き叫んでもいい。
不機嫌でもいい。
イラついてもいい。
嫌ってもいい。
嫉妬してもいい。
喧嘩してもいい。
拗ねてもいい。
憎んでもいい。
恨んでもいい。


自分くらいは感じるままの自分を抱きしめてあげたいと思った。必要なときは他人が裁いてくれるって言うし。


視聴者をスカッとさせるためか徹底した勧善懲悪だったので、シーズン3はもう少し登場人物が掘り下げられることを期待。


関係ないけど、ただいまボイプラ(Boys PlanetというKPOPオーディション番組)にハマってまして。オーディション番組でもさ、演者同士がちょっと意見をぶつけ合ったりするくらいで、視聴者が演者を庇おうと"悪編"だなんだと騒ぐのが不思議で仕方ないわけです。

優等生以外は愛されないわけでもないし、控えめで従順でなければ愛されないわけでもない。人間の魅力ってそれだけじゃないのに、人々はみんな嫌われることを恐れて無難でいるために必死で。そういう日頃のマインドが視聴者の反応に現れてるんだなと思うと面白いし、なんか可哀想になる。

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