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私なりの散歩の楽しみ方

私は、時間と天気が許す限り散歩をすることにしている。

少しでも身体を動かす習慣をつけようと思い、
2年くらい前から家の近くを散歩するようになった。

初めは「歩くだけなら私でもできるかも」と思って始めた散歩なのだが、
これが意外と癖になってしまい、
今では仕事や天候などで散歩に行けない日は
身体がソワソワしてしまうくらいだ。

何が癖になるって、やっぱり外の空気を吸いながら歩くのは気持ちが良い。
特に日の入り前の1時間は散歩のゴールデンタイムである。
日差しも弱まるので日焼け止めは不要だし、
日中暑い日でもその時間になると涼しい風が吹いてくる。
何よりじんわり夕日に染まっていく雲や海が本当に美しいのだ。

そして幸運にも、私の家の近くには、
太平洋が一望できる散歩コースが整備されている。
この景色を眺めながら散歩ができるなんて、
本当に恵まれているなぁと思ってしまう。

場所は同じなのに、毎日毎日景色は変わる。
雲の形や海のご機嫌は一瞬たりとも同じではないからだ。

だからこの散歩コースを歩く限り、飽きることはない。
毎日がスペシャルでハッピー。

…と思っていたけれど、
やっぱりちょっと飽きてきた。
スペシャルでハッピーではなくなってきた。

だからと言って、散歩するために遠いところまで行くのも嫌だし。

なので、私は散歩の仕方を少し変えてみた。

これまではひたすらてくてく歩いていた。
これはこれで良いと思う。
歩くペースをコントロールしやすいので、
ウォーキングとしてはこれが良いと思う。

でも、飽きた。笑

私はもう一度いつもの散歩コースを楽しめるよう、
とりあえずいろんなものを見て感じることにした。

例えば雲。
雲は本当にいろんな形をしている。
ぼーっと眺めるだけでも癒されるが、
星座を探すように雲の中に物語を探すのも面白い。

あるいは、もっと近くのものに寄ってみる。

これまで気が付かなかったが、
散歩コースの縁にある石垣からは、
硬い石を突き破って雑草たちがぴょこぴょこ生えてきている。

雑草のくせに、
一番高いところから密林を見下ろしている。
なんてかっこいいんだろうと思う。

などなど、
いつもと違う視点を持って散歩を始めると、
もう一度散歩が新鮮に思えてきた。

ただ、時間はかかるし、
足が遅くなるので運動効果については下がるかもしれない。

でも、歩かないよりはマシだと思って
とりあえず自分が楽しめる方法で散歩を続けようと思う。

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