耳とソノリティ

リズム面で言語と音楽との関係を考えたノートを書きましたが、そこでふれなかった音の質のことをかきます。

言語を構成する音のソノリティと周波数の関係について。

ソノリティは音の聞こえ度のことで、高いほど母音性が高い。スケール図があります。(ソース

一方、これらの音は周波数が違います。閉鎖音のあたりは高い。そこで、これらの音の聞き取りはその高さが聞こえる耳が必要になります。

***

ここからは私見ですが、それらの音を聞き取る耳のために、高周波成分を含む音や音楽に耳を慣らすことが有効と考えられます。特に、超高周波成分を含むある種の音楽(バリ島のガムラン音楽など)は、その面でも有効で、かつ、ひろい意味の「脳」の活性化をもたらすと考えられます。ひろい意味というのは、頭の中の脳を下位とする、高次の脳のことです。詳しくは大橋力『音と文明』にあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?