[書評] 神岡 建氏の第二の著書
神岡 建氏の第二の著書(2013)は、氏の全5冊の著作すべてに共通するが、持っているだけで貴重な本であり、読んで実践すればこの上ない貴重なものが得られる
神岡 建氏の最初の著書のところでも述べたが、手に入るうちに氏の著書5冊は、すべて手に入れて持っておくほうがよい。これらは通常の書籍ではない。
と言っても、読んだことのない人には信じられないかもしれない。以下、本書の論点のいくつかを挙げてみる。
(1)2013年以降に重大な時期に入っていきそう(4頁)
(2)「世の人は仏法を信じないため、この世は永遠にあると考えています。」(34頁)
(3)文字に書かれた神を頭で信じる生活と決別し、自分の中にある神聖な良心、心の中に現に生きている神、手応えのある神を大事にする(52頁)
(4)神様は遠い宇宙へ一足飛びに移行させるご計画をなさり、預言者ゾロアスターを皮切りに、数千年前からいろんな預言者を世界の国々に遣わして進めていらした(65頁)
(5)神我で欠点を見つめないと、欠点を変容させられない。それをしないで、ただ闇雲に自分を神様だと言い聞かせても、良い子の仮面をつけるだけに終わってしまうかもしれません(190頁)
(6)思考はエゴ(陰と陽)の居場所、ハートは神我(中庸)の居場所(191頁)
これらの字面だけを眺めると、むずかしそうに見えるかもしれない。が、実際は、この上なくやさしい語り口でつづられるので、本書の中ではむずかしいという感じは全くない。
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本書は前半で〈アセンション〉そのものを扱い、後半で家族関係を扱う。一見すると、前半と後半に関係がなさそうだが、本書の中では自然な流れで展開する。
人間を含めた存在の過去から未来へ至る〈シナリオ〉をよむことができる著者が、それを宇宙に展開させるか、人間関係に展開させるかだけの違いであり、著者の中では一貫する。
したがって、引いて見れば途方もない壮大な世界を扱う本とも言えるが、実際は身近な話題を丁寧にやさしく語る本である。
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ただ、本書の〈アセンション〉論の中で「次元」の言葉が出てくることに引っかかる読者があるかもしれない。宇宙では「密度」の語のほうが使われるともいう。本書では〈アセンション〉を〈時空間シフト〉と捉える。
著者にはそれがはっきり視えており、次のように述べられる。この部分は率直に言って難解で、著者の全著書を読んでも理解するのは容易でない。
この文章が仮にむずかしく感じられたとしても、本書を読み進めるのに支障とはならない。本書が説く内容とその実践にとっては、この理屈は前提となっておらず、誰にでもわかる言葉で励ますように書くのが著者の姿勢である。
【神岡 建氏の著書一覧】
① アセンション大預言(2012)
② アセンション大預言II 光の家族(2013)
③ 魂のすごい力の引き出し方 (豊かさと健康と幸せを実現する)(2015/改定新装版2021)
④ 魂のすごい力の引き出し方【高次元への上昇】編(2019/改定新装版2022)
⑤ 新型コロナウイルス 私のサイキックな闘い方(2020)
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