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[書評] 豊かさと健康と幸せを実現する 魂のすごい力の引き出し方

神岡 建『〈改定新装版〉豊かさと健康と幸せを実現する 魂のすごい力の引き出し方』(ロングセラーズ、2015/2021)

神岡 建『〈改定新装版〉豊かさと健康と幸せを実現する 魂のすごい力の引き出し方』(2021)

神岡本の中ではバランスの取れた好著

ほんらい、著者の著述は読みやすいものだと思うが、本一冊として見た場合、必ずしも読みやすい本ばかりではない。

そのときどきの関心に引きずられて、深く掘りすぎて、かえって読みにくくなるケースがある。あとで、引いた視点で見た場合、何でそこまで掘るのだろうと思わされることがある。

そういうところが本書にはほとんどない。素直にすっと入ってくる。内容は、いつものとおり、すばらしく、貴重なヒントが惜しみなく注ぎこまれている。全体にバランスが取れており、読後感がよい。

初版(2015、「青本」)に、2020年以降の変化をふまえた〈2021年・ロング新書版への前書き〉と〈2021年・ロング新書版へのあとがき〉が加わり、さらに、本文中にも〈2021年 ロング新書版へのアップデート情報〉がはさまれていることがある。明記されていなくても、これは2020年以降の状況をふまえた記述だなと思われる箇所がある。

何が言いたいかというと、本当に読者のひとりひとりの〈豊かさと健康と幸せを実現する〉ために、どうすれば 心を清めて自分の中にある魂の光(神我の光)を輝かせることができるのかを、真剣に考え、伝えようとした本であることが、読んでいてひしひしと伝わるのである。

特別な力を持った本である。

#書評 #神岡建

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