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Twitter の新しい独立取締役 (追記)

Twitter 社の最近のタグ付けが「出版」寄りになっているか議論になっている (郵便投票疫病)。

大紀元の5月30日付の 記事 に同社の新しい動きが出ている。

米ツイッター社は5月11日、グーグルの元チーフサイエンティストで、スタンフォード大学の中国系教授・李飛飛(リー・フェイフェイ)氏を独立取締役に起用したと発表した。同氏のAI(人工知能)の専門知識を活かすことで同社の「多様性」を反映し、「ポジティブな変革」を促すとした。

同氏 (Li Fei-Fei, 1976- ) は北京生れで米国在住(国籍も米国)。'The truth shall make you free' を校訓とする California Institute of Technology (Caltech) で電気工学の博士号を取得。指導を行ったのは Pietro Perona と Christof Koch.

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[Li Feifei (Getty Images)]

この起用は何を意味するのだろうか。

最近の Twitter 社の動きに関連するのだろうか。大紀元の前掲記事では懸念を記している。

李飛飛氏は「グーグルAIチームの中国進出を果した」ことで知られている。一方、中国政府と深いつながりも深い。中国李飛飛氏を起用したツイッターが今後、中国共産党寄りの立場に舵とるとの懸念が広がっている。

もし、この観方が当たっているとすると、China による「超限戦」の一環とも取れる。

同記事は最後を次のようにしめくくっている。

ツイッター社が26日、トランプ大統領のツイートに読者にファクトチェック(真偽確認)を促す警告マークを表示した。29日にも、ツイッターが大統領の投稿に「暴力の賛美についてのルールに違反する」との警告を表示した。

これに反発したトランプ氏はSNSの閉鎖に言及し、28日、SNS企業関連の大統領令に署名し、ツイッターやフェイスブック、グーグルを、投稿などを巡る訴訟リスクから守る法規則の見直しなどを命じた。

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[Li at AI for Good in 2017 (Wikipedia)]

[追記]2つのタグの時間差について興味深い tweet が。

BBC の報道には確かに2ヶ月遅れでの措置であると書いてある(2020年5月29日付、下)。

新たに警告ラベルを表示したのは、中国外務省の趙立堅報道官のツイート。新型コロナウイルスの感染について、「武漢に流行を持ち込んだのは米軍かもしれない」などと書いた。

ツイッターは、この投稿から2カ月以上たって、警告ラベルを付けた。

原文の 報道 は2020年5月28日付 (下)。

The warning has been added to tweets from spokesman Lijian Zhao, in which he warned: "It might be US army who brought the epidemic to Wuhan."

Twitter added the warning more than two months after the tweets were posted.

やや不自然な対応だ。これについては、BBCは次のように書く。

この警告ラベルの表示について最初に報じた米紙ニューヨーク・ポストによると、中国政府の当局者とトランプ氏のそれぞれのツイートへの扱いの違いについて、ツイッターに「ダブルスタンダード」ではないかと同紙記者が追及したところ、ツイッターは今回の対応を取ったという。

ツイッターの広報担当者は、これが事実かは答えなかった。一方で、趙立堅報道官のツイートは「COVID-19について誤解を招く恐れのある内容を含んでいる」ため、「追加的に背景を知らせる」ために警告ラベルを付けたとした。

米大統領への fact-check タグ後に、中国政府の tweet への対応の差を追求されて、あわててそちらにもタグを付けたように見える。つまり、「アリバイ作り」のために形だけバランスを取ったように。

そうだとすると、Twitter 社もすでに超限戦で取込まれているのか。

なお、米紙ニューヨーク・ポストは右寄りと言われるタブロイド紙。

#Twitter #AI #Google #Stanford

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