マガジンのカバー画像

英詩のマガジン2

50
旧「英詩が読めるようになるマガジン」(2016年3月1日—2022年11月30日)の記事の避難先マガジンです。 〈定期購読マガジンが停止された後、マガジン内の記事は残り、購読され…
(旧マガジンの説明)英詩の実践的な読みのコツを考えるマガジン。【発行周期】月3回配信(他に1〜2回…
¥10,000
運営しているクリエイター

2016年12月の記事一覧

[英詩]Lord Randal (ballad)

※ 旧「英詩が読めるようになるマガジン」(2016年3月1日—2022年11月30日)の記事の避難先マガジンです。リンク先は順次修正してゆきます。 スコットランドと英国の間で伝承されたバラッドの 'Lord Randal' は Bob Dylan の 'A Hard Rain's a-Gonna Fall' の原型となったことで知られています。 母子の問答のうちにだんだんと犯罪の真相が明らかにされるバラッドで、物語として興味深い内容を含んでいます。 バラッドとしては有名

有料
200

[英詩]Bob Dylan, 'A Hard Rain's A-Gonna Fall'

※ 旧「英詩が読めるようになるマガジン」(2016年3月1日—2022年11月30日)の記事の避難先マガジンです。リンク先は順次修正してゆきます。 ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞式に本人に代わって出席したパティ・スミスが歌ったのが「はげしい雨が降る」でした。第2連の途中で詰まり、もう一度やり直して最後まで歌いきったことで話題になりました。 この歌はディランの歌の中ではよく研究され議論されています。下敷きになったバラッドの問題を含めて論じるべきことが多いのが特徴です。

有料
1,500

[英詩/書評]「ニューズウィーク日本版 2016年10月25日」

※ 旧「英詩が読めるようになるマガジン」(2016年3月1日—2022年11月30日)の記事の避難先マガジンです。リンク先は順次修正してゆきます。 「詩人ボブ・ディラン」特集号(2016年10月18日発売)。ディランのノーベル文学賞受賞が発表されたのが2016年10月13日。1週間足らずでまとめたにしては充実した内容だ。買う価値はある。 特集が始まる前のU.S.Affairs/PERISCOPEのページに、特集とは反対の方向の文章がある(16頁)。ニューズウィーク独自の記

有料
100

[英詩]Seamus Heaney, 'Rilke: The Apple Orchard'

※ 旧「英詩が読めるようになるマガジン」(2016年3月1日—2022年11月30日)の記事の避難先マガジンです。リンク先は順次修正してゆきます。 リンゴがおいしい季節になりました。みなさま、いかがお過ごしですか。 今回はみずみずしいリンゴの果樹園をうたった詩を読んでみましょう。 書いたのはノーベル文学賞を1995年に得たアイルランドの詩人シェーマス・ヒーニです。 ノーベル文学賞は戯曲や歴史文学、エセーなど多くの分野にまたがりますが、詩人で受賞したのは34人です。19

有料
500

[英詩]Bob Dylanの基礎知識(2)

※ 旧「英詩が読めるようになるマガジン」(2016年3月1日—2022年11月30日)の記事の避難先マガジンです。リンク先は順次修正してゆきます。 ボブ・ディランの歌は男が奥に秘めたものを吐き出すようなところがある。ブルース・スプリングスティーンや長渕剛のように。 ところが、ディランは歌によっては女にもなる。 つまり、ディランは男とか女とかいうことを超えている面がある。 *** ディランは1940年代にユダヤ教徒として生まれた。1970年代にキリスト教徒に改宗した。

有料
500