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Rogha / 撰んだ話

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#ビジネス

自己顕示欲に、どう打ち克つか

昨年の秋頃から意識していることのひとつに、「自己顕示欲に飲まれない」ということがあります。 人には承認欲求というものがあり、「いいね」と言われれば嬉しいし、批判されたら自分が傷ついたときの何倍もの力でやり返そうとしてしまいます。 特に私のように日々発信をしていると、よくも悪くも常に評価に晒されている分、より自分をよく見せてアピールしたいという方向に意識が向きがちです。 あまりPVやいいね数を意識はしていないとはいえ、普段に比べて数字が伸びないと「おや」と思うこともありま

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ロジックは、個人の感性を一般化するために必要なもの

昨年から小林秀雄にハマっている私ですが、年末年始に「人間の建設」を読み、小林秀雄の対談相手である岡潔にも興味を持ち始めました。 岡潔は日本最高の数学者と呼ばれた人なので、学生時代あまり数学が得意ではなかった私はなんとなく近寄りがたく、それが理由で「人間の建設」も読めずにいたのでした。 しかし、小林秀雄との対談を読んでみると、非常に哲学的で情緒や感性を重視していることがわかり、これまでもっていたイメージが一変しました。 特に印象的だったのは、「数学的に矛盾がないというのは

「ZOZOSUIT」への悔しさと感謝と、私たちはここからどう戦っていくべきなのかということ。

私は今、この文章を半分泣きそうになりながら書いている。 何の感情なのかは自分でもよくわからないが、とにかく「すごい」という言葉がずっと頭の中でぐるぐるしている。 ルールが変わる、ここから。 毎週アメリカや中国のニュースを拾って自分なりに解説する中で、遅々として改革が進まない日本のアパレル業界に歯がゆい思いをしてきたが、ここから大きく変わる。 昨日はそう確信した日だった。 ZOZOSUITはすごい。きっと世界をとる。 私が人並みにものを考えられるようになって以来、一

「かかりつけ医」という名のファーストコールを目指す

以前書いたカラー分類の記事が想像以上の反響をいただいたときに印象的だったのが、女性を中心に「私はどこに入るんだろう?」というつぶやきが多かったこと。 友人を中心に「あなたはこれをベースにこのへんを行き来する人だと思う」と占い師のような活動に精をだしてみて思ったのが、みんなまず入り口で悩んでいるのだなということ。 そして、私たちが何かを買おうと思った時、もはや「検索」をしなくなり、代わりに「誰に聞けばいいか」を考えるようになっているということです。 最近メディアもPV偏重

届ける相手を、リスペクトすること

フリーランスになってから、一緒にプロジェクトを進める人の幅がグンと広がって気づいた、魅力的なプロジェクトチームの共通点。 それは、「届けたい相手をバカにせず、ちゃんと見ている」ということです。 一見当たり前のことに思えますが、届ける相手をリスペクトし続けるというのは意外と難しく、できていない人の方が多いように思うのです。 *** 20代OLをターゲットにしたい、働くママに使ってほしいというカテゴリ分けは、どんなプロジェクトでもあると思います。 こうしたターゲット選定

多動力は使い分けるもの

堀江さんが「多動力」という本を出してから、あちこちで「多動力」という言葉を聞くようになりました。 これまでは集中力がないとか、飽き性とか、ネガティブな言葉で語られていた特性が、この本をきっかけにポジティブな要素として捉えられる、大きな転換になったと思います。 しかし同時に、多動力は常に誰にでも必要なものではなく、フェーズによって多動力の強弱を調整すればいいのではないかと思っています。 生まれつき多動力が高い人というのは確実にいて、私自身もやや多動気味の人間です。 多動

「伝える」の前にある「好きになる」という工程

メディアやイベントを通して「伝える」という仕事をメインにしている私ですが、伝えるためのテクニックを身につける前に、まず「好きになる」という工程を大切にしています。 自分自身のオリジナルな感想というのは、どこを好きになったかによって生まれるものだと思うからです。 以前「その一言が、自分の色をつくる」という記事の中で、SNSのシェアをする際にも自分自身の感想を添えることの重要性を書きましたが、それも自分自身がいいと思った部分を探し、言語化することにつながります。 SNSでの

常に「ファーストコール」を目指す

会社員時代から特に意識してきたのが「はじめに相談したい人であること」なのですが、この立場を「ファーストコール」と呼ぶと知ったのは、つい最近のこと。 過去の小池一夫さんのツイートでも、ファーストコールについてこのように言及されています。 独立した今、会社員時代以上にこの「ファーストコール」の重要性をひしひしと感じています。 それがたとえ自分が直接的に解決できない内容だったとしても、「まずこの人に相談してみたらどうにかなる」という信頼感と、できるだけ詳細に相手の状況を把握し

成功者の言う「運がよかった」は、実は必然的なもの

普段仕事でポップアップショップの事例記事を書くとき、再現性のありそうな「成功のポイント」を引き出そうと毎回あの手この手で質問しているのですが、普遍的なことを聞き出すって難しいなあといつも四苦八苦しています。 特に場所探しにおいては「人のつながりで運良く、たまたま見つかって」と言われることが多く、これまでそうした属人的な回答は極力削って記事にしてきました。 しかしあまりにみんなが口を揃えて「運良くたまたま…」と言うので、もしかしてこの「運良く」こそが必然なのかもしれない、と

簡単に失敗する人は、永遠に成長しない

「若いうちはどんどん失敗したほうがいい」 「そう深く考えず『やってみなはれ』の精神で挑戦したらいいんだよ!」 特に若い人に向けてよく言われるアドバイスですが、私は昔からこの「とりあえずやってみたら」というアドバイスにもやもやした感情を抱いてきました。 そのもやもやの原因が何なのかがうまく言語化できていなかったのですが、最近読んだ「HIGH OUTPUT MANAGEMENT」と「小さなチーム、大きな仕事」からひとつずつ違和感の理由を発見しました。 まず「HIGH OUT

ポートフォリオサイトを作ってみないか

最近、noteでイラストや写真などの作品を掲載する人を見かけることが増えました。 とても個性的で素敵な作品が多く、中には非常に感心させられるものもあります。 しかしその一方で、「どうしてこの人はポートフォリオサイトを作っていないんだろう?」と疑問に思うこともあります。 ポートフォリオサイトを作っていれば、もっと多くの人に自分の魅力を伝えることにできるはず。 ふだんは全く出会うことがなかった人にも自分の作品を観てもらう機会がかなり増えるに違いありません。 そうなれば、

<実体験レポート>自力で電子書籍を作ってみた

今回は自分で電子書籍化した手順と気づいたことをレポートしていきます。 作成方法は前回の記事「noteのテキストを電子書籍化する方法」と同じです。 「Romancer」を使ってWordファイルをePubファイルに変換します。 Wordファイルを作成するnoteの過去記事をコピーしてWordに貼り付けます。 こちらがnote こちらがWordに貼り付けたもの 貼り付けた後は一度Wordを閉じます。 そしてWordにカーソルを合わせて、ファイルを右クリック。 「プロ

noteのテキストを電子書籍化する方法

noteのテキストコンテンツがだいぶたまってきたので、電子書籍化することにしました。 参考にしたのは以下のサイトです。 電子書籍を作ろう! おすすめEPUB制作ツール5選 このサイトによると、電子書籍化(EPUBを制作する方法)には以下の3つの方法があるそうです。 1. 原稿とhtmlを手動でテキスト入力して、0からEPUBを制作する 2. 電子書籍制作ツールを使う 3. Wordで書いた原稿を、EPUB変換ツールを使ってEPUB形式にファイル変換する この中で