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心療内科ってどんなところ?

こんにちは!みっちゃんです。

前の記事を書いている時に、「心療内科の世間的なイメージって良いのかな」とふと疑問を抱きました。

うつ病になった当初は、心療内科のイメージなど考える余裕も無く、心の拠り所を探しに無我夢中で心療内科に駆け込んだのを覚えています。

今回は、自分の経験を振り返りながら、心療内科についてのイメージを掘り下げていきたいと思います。



1.心療内科って何をするところ?

そもそも心療内科に行ったら、何をされる場所なのか?

心療内科での治療は、ストレスや不安から起こる身体の不調を和らげるための治療を行なっていきます。

体の不調とは例えば、腹痛、下痢、肩こり、首こり、音に敏感になる、突然涙が出てくるなどがあります。

一般的な治療方法の1つに、薬物療法があります。

病気や症状に合わせて、主治医が抗うつ薬や睡眠薬を処方してくれます。

また、心療内科の他にも、精神科という名前も聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

精神科は、心の症状や病気を専門として、心の病気そのものの治療を行います。

心の症状とは例えば、不安が強くなる、周りの人が悪口を言っている気がする、集中力が落ちた、暴飲暴食が止まらないなどです。

どちらを受診すればいいか迷った時は、体と心のどちらに不調があるのか判断していきましょう。

身体にあらわれた症状が気になる場合は心療内科
心にあらわれた症状が気になる場合は精神科

それでも迷った時は、心療内科・精神科関係なく、自分の家から行きやすい病院を選ぶといいでしょう。

私も、家から近いクリニックを選びました。

どちらもメンタルの不調を診てくれるのには変わりないので、変に拘らずに自分に合った病院に行くようにしましょう。

また、予約の電話の際に相談してみるのもいいかも知れません。


2.心療内科のイメージとは?

皆さんは、心療内科のイメージをどのように持たれていますか?

私は大学時代に心理学を專攻しており、カウンセリングの実習を受けたことがあるので、メンタルヘルス専門の病院のイメージはある程度想像できていました。

実際に自分が心療内科に行くことになるなんて、想像もしていませんでしたが、受診してもらうことに抵抗はありませんした。

では、世の中のイメージはどうでしょうか?

ある調査にとると、

  • 精神科・心療内科を受診することに抵抗を感じる

  • 精神科・心療内科がどんな治療をするところなのかよく知らない

  • 薬を多く処方される

  • 受診すると多額のお金がかかる

といった、ネガティブなイメージを多く持たれているようです。


実際に心療内科に行ってみての感想は、「普通の内科と同じ」でした。

風邪を引いて内科に行くのと同じように、受付をして待合室で待ちます。何か特別な設備があるような不気味な雰囲気もなく、ごく普通の病院と同じです。

先生はどうかというと、人によりますが、私が診てもらった先生は、5、60代くらいのおじさん先生でした。

初診の時は、涙が溢れて言葉に詰まることが多かったのですが、私が話せるようになるまで待ってくれたり、優しく受け入れてくれるような口調で話しかけてくれたりして、とても安心感を抱いたのを覚えています。

もちろん先生も人間ですし、自分との相性もあるので、心療内科の先生はみんな優しい人達だと一概には言えません。ご注意ください。

それと、心療内科あるあるなのですが、待ち時間が非常に長いことがあります。

住んでいる地域や時間帯もよりますが、長い時だと2、3時間はザラです。

私の住んでいるところは超が付く田舎なので、クリニックの待ち時間は長くて3、40分程です。

もし診察の予約をする際は、待ち時間も一緒に確認しておいた方が良いかも知れません。


3.心療内科に行くかどうか迷っている人へ

心療内科ってなんとなく怖いイメージあるし、自分なんかが行ったら何か言われないだろうか。と心配している人もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、迷ってるなら行ってみてください!

では、どんな時に心療内科に行った方が良いのかというと、

  • 不眠や悪夢を見ることが増えた

  • 食欲が湧かない、もしくは暴食を繰り返すようになった

  • 会社に行く前に腹痛・下痢になる

  • 何事に対してもネガティブな感情しか湧いてこない

  • 突然涙が出てきて止まらなくなる

などが挙げられます。これらは全て私が経験したことです。

しかし、インターネットで「うつ病の兆候」と検索すると、どれもありきたりなものばかりで、中々自分に当てはまらないなと、思ってしまうこともあるかもしれません。

そこで、自分はうつ病ではなくて気のせいなんだと、受け流してしまってはいけません。

原因は何であれ、あなたが感じる身体や心の違和感は、何かしらの限界サインなのです。

自分の体調にもっと関心を持って、労わってあげましょう。

そして、実際に病院に行ってみて、診察時に何を話したら良いのか、どこまで話す必要があるのかということについてですが、

まずは、先生の質問に素直に答えましょう。先生は具体的な症状や経緯を聞くことで、適切な病名を診断してくれます。

先生もプロなので、話すことが苦手な人でも、上手に話を聞き出してくれるでしょう。

もし答えていく中で、話したくないことがあれば、無理に言う必要はありません。
初診は先生と患者さんとの信頼関係を築くための時間です。焦らず時間をかけて話せるタイミングまで待ちましょう。


4.心当たりはありませんか?

こんな状況であれば心療内科に行くことをおすすめします。

  • 原因不明の体の不調がある

  • ストレスによって憂うつな状態が2週間以上続いている

  • 周りに相談できる人がいない

まずは一歩踏み出すことから

心療内科に行くことは、治療を受けるためだけでなく、自分の精神状態を確認するための重要な行いです。

自分の身は自分で守るためにも、まずは少しの勇気を出して心療内科に足を運んでみてください。

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