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本は心の栄養素〜公園でコーヒーを添えて〜

皆さんは、自分のご機嫌は自分で取れていますか?

私の日課は、公園でドリンク片手に本を読むことです。

なんとなく家に居たくない時や、イライラして気分を晴らしたい時などによく公園に行きます。

そして日光をたくさん浴びながら、心地よい風を感じて本を読む時間といったら最高です!

よくサウナで「整う」という言葉を耳にしますが、私は公園で本を読むことで整います。

しかし昔の私は、本を読むという行為はただの知識入れに過ぎませんでした。

どうしてここまで本と向き合えるようになったのか?

ここでは、わたしと本の軌跡を辿ってみようと思います。


本との出会い

うつ病になる前から読書はしていました。

その当時は、「メンタルが強くなる」「コミュニケーションが上手くなる」といった、いわゆる意識高い系の本を好んでいました。

私が所属していた会社は、ゴリゴリ体育会系で、上下関係や社内のルールを厳しく取り締まっているような会社でした。

その中で、同期やチーム員と比べられながら、時には厳しい言葉もかけられたこともあり、いかにこの競争社会で自分が生き残るかに焦点を当てて働いていました。

そこで私がやったのは、自分のダメなところを治すことでした。

傷つきやすい性格を鍛え直す!上司に気に入ってもらえるように、話し方をもっと明るくする!といったように…

休日は書店に行って、ひたすら自分を変えるための本を探し求めていました。

自分を良い方向に変えるのではなく、ただ自分を押し込めている行為であるとは知らずに…

今思うと、自分が勝手にダメだと思い込んでるのを、無理やり変えようとしていて、私って可哀想だなーと哀れな気持ちしか出てきません。

それくらい人と比べることにしか価値を置いてなくて、自分を変えたくなるほど追い込まれていたんだなと感じています。

幸せの基準を自分ではなく、他人にしてしまっているという感じでしょうか。

そして、うつ病になってからはというと、自分を見つめ直す時間にするために、本を読むという目的に変わっていきました。

「人生」「後悔しない」「自分らしく」「愛する」というキーワードが入った本が大好きです。

小説よりかは、エッセイ本や実用書を選んで読んでいます。


本と出会って変わったこと

本が私にもたらしてくれたことは以下のようなことです。

  • 自己肯定感が上がった

  • 自分の機嫌は自分で取れるようになった

  • 人に期待しなくなった

  • 人と比べなくなった

  • 自分を客観的に見れるようになった

  • ありのままの自分を受け入れられるようになった

  • 周りの目を気にしなくなった

  • 自分の気持ちに素直になれた

  • 1人の時間を楽しめるようになった

  • ストレスが減った

  • 考え方を褒められることが増えた

  • センスが磨かれた

  • 完璧主義を目指さなくなった

本を読むことで、心が豊かになり充実感が生まれるようになりました。

うつ病であんなに暗くて希望もなく自分のことが大嫌いだったのに、本を読むことで、こんな自分でもなんか好き!と思えるようになりました。


本との向き合い方

普段からあまり本を読まない方は、本選びに悩まれることでしょう。

選ぶ方法なんて簡単です。直感です!

私だったら、タイトルにツッコミを入れたくなるような面白い本を選んだり、本の表紙がおしゃれなものを選んだりしています。

特に表紙がおしゃれな本は、読む時のモチベーションになるので、表紙のデザインも重視しています。

とにかく気の赴くままに手に取ってみましょう。
後から見ると、自分の興味があったものやメンタル状況が振り返られるので面白いですよ。

1つ何かを読んでみることで、新たな好奇心が湧いて他にも読んでみようとなることもあるでしょう。

あとは、読むタイミングですね。

これも、読みたい時に読めばいいのです!

たまに、1日30分本を読むなど、時間やペースを決めて読まれる方もいるようですが、私は読みたいときに読むようにしていました。

そうしないと頭に入らないからです。読みたくない時に無理して読んでも記憶に残らないし、時間の無駄でしょう?

私の場合、本を読もうと思って1ページ読み終わった瞬間に飽きて、そのまま本を閉じた…なんてこともあります。

1ページしか読めなくて、自分を責めるようなことはしないでくださいね。

最初は読めなくて当たり前です。自分のペースで進めていきましょうね。


本とは心の栄養素

うつの症状も落ち着いてきた今は、本との時間を「新たな自分に出会うため」に使っています。

自分を押し殺して働いていた時代とさよならして、ありのままの自分で楽しく働ける環境に出会えるために、毎日模索中です。

ほとんど友達がいない私にとって、本とは信頼できる友だちであり、時には寄り添ってくれる恋人でもあります。

痛い人だなと思いましたか?それでもいいんです。自分がそれでいいんだから。

今や本は、一歩踏み出す勇気を与えてくれたり、励ましたりしてくれる、心の栄養素です。

これからどんな本との出会いがあるか今からワクワクしています。

あなたも本との出会いを楽しんでみませんか?

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