見出し画像

ドイツ生活193日目 2023/9/22 ドイツの首都ベルリン

今日からベルリンに2泊3日の旅行!
アートブックフェアがあるのでそれに行くのがメインの目的だが、あとはベルリンの会社の面接を受けたり(そういえば返事がない!)していたので街の様子がどんな感じか見てみたいというのもあった。
そもそも彼と日本で出会ってケルンに住むと決めるまでは、ベルリンに住もうと思っていたのを思い出した。

ドイツの首都ベルリンはどんな街なのか?
ドキドキだ。

まずは深夜1時にケルン中央駅から電車に乗ってデュッセルドルフ空港へ向かう。ハンブルクはギリギリ鈍行で行ける距離だが、ベルリンはさらに2時間くらいかかるほど離れている。(ケルンはドイツのかなり西側、ベルリンはかなり東側にある)なので今回は飛行機移動にした。飛行機だとケルン/デュッセルドルフからベルリンまで1時間で到着する。

真っ暗だ

ジャケットはいらないと思って薄手のトレーナー1枚で出てきてしまったが、深夜なので本当に寒い。ジャケットを着てくるべきだった。

デュッセルドルフ空港駅から空港まではスカイトレインという電車で移動する。駅はほぼ屋外の寒さで辛いので空港に早く行きたいが、深夜3:45までスカイトレインは運休しているらしい。
寒さの中1時間半くらい駅で待った。

一睡もしないで来たのですでに死にそうだ

そしてやっとスカイトレインが運行し始めたので、それに乗って空港へ!
デュッセルドルフ空港はとても大きい。日本までの直行便も毎日あるらしい。

オンラインチェックインを済ませたので直接ゲートへ

手荷物検査をして、乗る飛行機のゲートの前の椅子で死んだように眠った。気づいたら搭乗案内が始まっており、バスに乗って飛行機の元まで移動した。

寒さと眠さで大変

そして座席に着いたら、また死んだように眠った。寝る瞬間、離陸したのを体で感じた。その瞬間、機内の後方からガスのような匂いがしてきた。
若い女の子が「ガスの匂いがする〜」と言ったのが聞こえた。
その瞬間気を失って爆睡した。

気づいたらベルリンに到着していた

あのガスの匂いはなんだったのだろう。ひとまず無事に到着だ!

まだ眠くてしかも若干頭が痛かったので、午前7:30にベルリンに到着してから10時前までまたベンチで爆睡した。起きたらやっと頭がスッキリしたので、いざベルリンの街へ!

まずは空港からベルリン中央駅まで電車で移動だ。
なんと、ベルリン中央駅は初めてではない。ドイツに来た1日目にもケルン行きの電車に乗るために利用したのだ。

ベルリン中央駅は本当に大きい。

線路とお店が積み重なっている
正面玄関

正面玄関から出ると、喫煙者のお出迎えだ。
ドイツは屋内では全面禁煙の代わりに屋外では基本どこでも喫煙OKだ。
ドイツ人はBIOだのエコだの色々体や環境に気を遣っているように見えるが、一方で喫煙者が非常に多いように感じる。日本だと喫煙場所が制限されているので少なく感じるだけかもしれないが、ドイツでは老若男女問わず喫煙者が本当に多い。

よくわからないまま路面電車に乗ってみた。
何も調べずに乗ったり降りたりできるのは乗り放題チケットの良さだ。

黄色い電車
可愛い雑貨屋さん
店に入ろうとする犬

可愛いアクセサリー屋さんがあった!気に入った指輪があって、買いたい、、と思ってしまったが、ドイツで仕事を見つけて給料を得るまでは服やアクセサリー、雑貨を買わないと決めているので我慢した。

素敵なディスプレイ

昨日の夜から何も食べずに昼になってしまったので、そろそろ何か食べたい。ということで、「ベルリン パン」で調べて上位にヒットしたお店に行ってみることに!

シナモンロールが有名なZEIT FÜR BROTというお店だ。

とても美味しかった

私が普段ケルンで愛用しているシェアサイクルのアプリがベルリンでも使えることがわかり、今回の旅ではかなり助かった。

ジャーン

ケルンよりも台数が多いようで、観光スポットの近くには大量に自転車があっていつでも乗ることができた。電車に乗ってもどこに行くかわからなかったので、ほとんど自転車で移動した。

可愛いお店で見つけたポシェット

欲しい
マンホール

チェーン店ではない個人の本屋さんもたくさんあった。

いいね

ベルリン中央図書館が近くにあったので行ってみることにした。

かっこいい入り口

勉強コーナーはほぼ満席で、いろんな人が勉強や仕事をしていた。

私も頑張らねば

そしてこれがベルリン大聖堂!

かっこいい

そしてこちらはフンボルト大学。ドイツで最大の総合大学だ。

「私?大学はフンボルト大出身だよ〜」って言ってみたかった

そしてベルリンといえば、アンペルマン!Ampelはドイツ語で信号という意味で、信号のマークがベルリンだけ可愛いのだ。

可愛い

このアンペルマンのショップがあって、可愛いグッズがたくさん売られている。

イェーイ
いざ入店
スポンジセット

特に何も買わずにお店を出て、ブランデンブルグ門へ向かう。
なんと明日からベルリンマラソンが開催されるらしく、人が多く集まっていて立ち入り禁止エリアも設置されていた。

デモが行われていた

これがブランデンブルク門!かっこいい
なんと先日、環境活動家という名のテロリストたちがオレンジ色のペンキをぶちまけたらしく、悲しくなってしまうくらい汚れていた。
なかなか落とすのは難しそうな汚れだった。

なんてことだ

そしてそのあとはHolocaust-Mahnmal(ホロコーストメモリアル)を訪ねた。写真撮影OKだと思うが、あまりたくさん写真を撮るのもよくないと思い、入り口の写真を撮った。

いつでも訪れることができる

10分ほど並んで、閉館時間前に滑り込むことができた。ヒトラーの台頭からユダヤ人の大虐殺まで、詳しい資料がたくさん展示されていた。
自分たちが殺されるとわかった人々が家族に向けて書いた手紙を展示しているコーナーがあり、涙が溢れて止まらなくなってしまった。

前読んだ本(How to be German in 50 easy steps:ドイツ人になるための50のステップ)に、「ドイツ人には愛国心があまりない」という記述があったのを思い出した。
アメリカ人のように「USA!最高‼️」みたいな強い愛国心はあまりないらしい。その理由の一つにこのヒトラーの存在があると書いてあった。

こんな人間が一時は国のリーダーだったということ、そしてそのリーダーが行った最悪の行為は永遠に忘れてはいけない。その事実がドイツ人の愛国心に影を落としているのだろう。

ベルリンに到着して大聖堂、ブランデンブルク門、メモリアルを見学して観光客としての役割を果たしたところで、ブックフェアに行こうと思うのだがマラソンのせいであちこちが封鎖されていてなかなか辿り着けない。

ここもダメか
仕方なく苦手な地図を見る

人に聞いたりしながらなんとか会場へ!お腹ぺこぺこで、ブックフェアの後に何か食べようと思っていたのだが、なんと会場前で本場のタイ人料理人たちがパッタイなどを作っていた。

迷わず注文!

チキンのパッタイを食べた。

美味しかった〜!

そしてブックフェアへ!なんと300以上の出展者がおり、先日行ったハンブルクのINDIECONの3倍以上の規模だった。

本!
そして人!

先日のハンブルクで会ってお話しした作家さんとも会うことができ、おしゃべりすることができた!来年は絶対に出展者として参加するぞ、、!という思いがふつふつと湧いてきた。

おいもの本を作っているおじさんに「新しい本は作った?」と聞かれて、「いや、今ドイツに残るために就活をしていて作れていない。」と答えた。本当は絵を描いて本をどんどん作りたいのだが、言い訳になってしまうが今は就活を先に終わらせて安心したい。その話をしていたら、隣にいた女の子がアーティスト向けの就活サイトを教えてくれた。優しい。

そしてなんと、ずっとインスタでフォローしていた、韓国にある独立系出版社のGhost BooksEunji Ryuさんの作品を生で見ることができて嬉しかった!

可愛いいいいい

実はドイツ語を勉強し始める前、日本で通信講座で韓国語を勉強していたのだ。韓国ドラマやK-POPにハマったのだ。初級レベルで放置してしまっているが…
韓国語を話すなら今しかない!ということで、私の中で埃をかぶっていた韓国語を起動させた。

「私は日本人です。あなたのファンです。あなたの絵はとても可愛い。」と片言の韓国語で言ったら、作家の可愛い女性はパアッと明るい笑顔になった。
この人の絵は水彩画で、線もモチーフも非常にシンプルなのだが、色使いが本当に綺麗で、ほんわかしていてかわいらしいのだ。自分もこういう絵を描きたいな。
一冊本を買って、サインを書いてもらって帰ってきた。

やった〜

結局夜20時過ぎまでブックフェアにいて、会場を後にした時はもう空は真っ暗だった。見知らぬ道をシェアサイクルで走り、ホステルに向かった。

だがなんと途中でスマホの電池が切れてしまい、ブランデンブルク門の前で道がわからず呆然と立ち尽くした。ひとまず自転車を返却して、あとは勘で歩き続けた。
だがやはり勘だけで宿にたどり着くのは無理だと判断し、途中で見つけた綺麗なホテルのロビーでスマホを充電させてもらい、なんとか地図を見ながら最終的に宿に到着することができた。

チェックイン後にご飯を食べに出かけよう🎵なんて思っていたが、もうへとへとだったので帰り道にスーパーで買ったバナナ1本だけを食べて、また死んだように眠った。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?