自己分析で過去の深掘りよりも大事なことは?

こんにちは。
ピーターマイケルです。

僕は今年の4月から新卒1年目として、あるメディア系ベンチャー企業で事業開発をしております。
また、会社とは別で関西のキャリア系のスタートアップに携わっています。
学生時代も就活をしながらキャリア支援など行っていたため、いろんな学生とお話させてもらいました。
今も週に2人ほど、キャリアについて面談させてもらっています。
そのなかで僕が感じたこと、実際に働いて感じることを含め書けたらなと思います。

僕はみんなが理想のキャリアを歩んで、かっこよく生きる人が増える世界を作りたいと思っています。
だから、読んでくれた人がキャリアを自由に考えるきっかけになるといいなと思っています。

今回の記事はこんな人に読んでほしいです。

・自己分析で過去の深掘りをしているけど軸が見つからない
・結局会社をどうやって選べばわからない
・自己分析をしてもどうすればいいかわからない

深堀れの勘違い

キャリア面談をしていると学生から「自己分析をしたんですけど、自分の軸がわかりません」「自己分析から企業の選び方がわかりません」という相談をよく聞くことがあります。

その人たちの特徴として、自己分析のやり方が間違っている場合が多いです。
やり方を間違えているというより、自己分析の観点が足りないと言った方が正しいです。

就職活動をしている、特に自己分析という文脈で
深堀りをしろ」という言葉よく聞くことがあります。
多くの就活生はこの言葉を聞いて、自分の過去の深掘りをします

自分の過去の経験を深堀りすることで自分の価値観を明確に理解しようという意味合いです。自己分析とは自分を理解するためにやることなんで、間違っていないと思います。

けど、その言葉を聞いて真面目に「過去の深堀り」をした人でも就活の軸や企業選びで悩むことがあります。

これは過去の深堀りだけでは足りないということを意味しているのだと思います。

過去の深掘りよりも大切なこと

過去の深掘りをすると同時に未来についても深掘りをしてほしいです。
いや、未来の深掘りの方を重視してほしいです。

足りない原因の1つとして過去の深掘りをしても、自分の価値観がわかるだけで、これからの将来のキャリアにつてい決めることはできないからです。
※過去からわかる自分の価値観を理解することはとても大事という前提です。

これから約80年以上の未来を作る大きな分岐点の1つである就職活動において、過去のことを振り返っても未来を作ることができません。
これからの未来を作る活動なのに、未来のことを考えることなく過去について考えても次の一歩を決めることは難しいと思います。

あくまでも就職活動は自分の未来を作る1つの手段にしかすぎない。
だから、自分の未来について考えることが大事です。

未来について考えるポイント

・to do(〜がしたい)で考える
・not to do(〜はしたくない)
・to be(〜になりたい)で考える
・not to be(〜にはなりたくない)
・いつまでにを仮設定

将来自分がいつまでに何がしたいのか、どんな風になりたいのか、どんなことはしたくないのか、どんな風になりたくないのか
を言語化することが大事です。
ここで過去の深堀りで出てきた自分の価値観などが大きく影響を及ぼします。この未来を作るためと言っても過言ではありません。

これはなんでもいいです。このキャリアについてはこちらの記事に詳しく書いてあるので、読んでもらえると理解できると思います。
そもそもキャリアってなに?

ここからが大事です。
未来について考えることができると、次はその未来の深掘りをしてください。

例えば、
「30歳で市場価値が高い人材になりたい」という未来を設定したら30歳で市場価値が高いってどういうことだろう?と考えてください。
初めはわからなかったら「30歳で市場価値が高いとは?」という問いを自分に投げかけ、自分自身の正解を定義してください。
仮に市場価値は年収で表せることができるから、30歳で年収が1000万円もらえる状態で定義したとします。

それを定義することができたら要素を分解してください。
例えば、市場価値は若さ×専門性という要素に分解しましょう。
他にも、若さ×マネジメント能力かも知れません。
それも自分自身で決めていいと思います。わからなかったり、自分で決めることができない人は調べるか誰かに聞くかしてください。

次に専門性だったり、マネジメント能力をつけるためにはなにが必要なのかを考えてください。
どんな専門性を定義しないといけないかも知れないし、マネジメント能力をつけるのかも決めないといけないかも知れません。

専門性をアプリ開発の専門性ということにしたとします。じゃあ、アプリ開発の専門性をつけるためにこれからどうすればいいのかが明確になってきます。
初心者であれば、初心者でもアプリ開発をさせてくれる会社に入ることかも知れないし、有名なアプリ開発者がいる会社に入って技術を盗むことかも知れません。
もしかしたら、就活が終わってからプログラミングスクールにいくことかも知れません。

こんな風に未来について深掘りをしていくと、これからの次の一歩、就職活動でいう軸だったり、企業の選び方が明確になってきます。

就職活動の「深堀り」は過去だけでなく、「未来」に対してもしないといけないことです。
だから、自分の将来、「未来の深掘り」をしていってほしいです。

読んでいただいてありがとうございます!
この記事で少しでも悩んでいる就活生が自由なキャリアを作るきっかけになるといいなと思っています。

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