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十字架背負って生きてもいいけれど

かい みさ です

突然ですが、ついこの間、家を買おうとしていました。
していたのですが、ローン審査を通せず、話はポシャりました。

そりゃ、そうですよね。
私、ブラックリストに載ってますから。
連帯保証人にもなれないのです。

そんな状況とわかっていながら、家を買おうとする夫婦。
自分達でも、なかなかな夫婦だと思いました。
そして、へこみしました(わかっててもへこんだ)

こうして、自己破産した自分を責めたり、失望するんですよね。
欲しいものは手に入れられない とか。
自己破産してるんだから、しかたない(そんな資格ない) とか。
自己破産のネガティブレッテルを、自分で自分に貼りまくる。

私が思うに、自己破産することが怖い人っておそらく、

「自己破産したら、人生終わり」

って思ってるんじゃないかと思います。 
うん、私がそうでしたから。

まぁ、そうですよね。
自分が超絶ダメ人間に思えるから。
周りに迷惑かけると思うから。 等々

自分がダメ人間に思えるのも、周りに迷惑かけるのが嫌なのも、そんなあなたはきっと優しい人なのでしょう。
でも、そう思うことは本当に優しい?
案外、そう思っていることの方が、周りに迷惑かけたりしてるんですよね。

というのも。

私だって、死んだ方がいいと思ってたんですけど、借金残されて死なれるの、本当に大変ですよ。

母の死亡後、借金まみれなのが発覚して、相続放棄しました。
私には当時、未成年の妹がいたので、その未成年後見人になることから始めないといけなくて。

めんどくさい。もぅ、すごくめんどくさい。
残した本人もだけど、残された人も大変なのです。

まぁ、自己破産もめんどくさいです。
私の場合、返済するお金がなかったので、弁護士費用なんて当然なかったわけです。
だから、1年かけて弁護士費用を分割で支払って、それから破産の申立をして、その2ヶ月後に裁判所に出廷して、さらにその2ヶ月後くらいに免責許可が下りて。

弁護士の介入後、申立の間まで毎月、収支を事細かに家計表にして提出していました。

超しんどい。何もかもから、逃げたくなりました。
でも、この借金を残される側の人たちが大変なのはわかっているので、逃げるなんてできなかったです。

「それだけのことをしたんだ」って思いましたし、この「自己破産という十字架をずっと背負って生きていく」くらいに思いました。

そんなこんなで死にたくなりそうになりながらも、自己破産。

その結果。

不便ではあるけど、生きていけなくはない

もちろん、自己破産なんて、もうこりごりです。
2回目はないですけど、もうこりごり。
反省はしたけど、十字架を背負って生きるのはやめました。
だって、重い。そっちがしんどい。

もちろん、背負いたい人は背負ってていいです。
それが逆にパワーになる人も居ると思うので。
ただ、重くてしんどくて、死にたいくらいの人。
7年背負ったら降ろしていいと思います。
(7年経ってないけど降ろしたのは、私)

ちなみに、なぜ7年かというと、信用情報機関のひとつ、KSC(全国銀行個人信用情報センター)の官報情報保有期間が10年から7年になったから です。

今まで、ブラックリスト載ったら10年はローン組めないとか言われてたんですが、それが、7年になりました。それも2022年11月から。

私は2018年に自己破産してますので、あと2年で情報が消えるだろうと思われます。
それからまたローン組んだり、クレジットカード作ったりすることができるかもしれません。

でも、おそらく、次に自己破産することはできないので、また自己破産するような使い方はしません。


ということで、生きてるだけで丸儲けって、あるじゃないですか。ほんと、そうですよ。


そのうち、自己破産当時を時系列で書いてみようかと。
あと、最近やった、信用情報機関への情報開示の結果とか。

なかなか見れないものなので、面白いですよ(笑)

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