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ほんとうは簡単なこと

ロシアによるウクライナ侵攻は世界的な非難をあびているにもかかわらず未だに収束しそうにない。
新型コロナウイルスの世界的なパンデミックを経験した私たちは、共通の苦しみを経験し国を超えて支え合い協力し合うことを学んだのではなかったのだろうか。
マスクや防護服、ワクチン、様々な支援活動等々。
足りている国から不足している国々へと支援の輪は広まっていった。
国内においてもコロナによって貧困が浮き彫りになりフードバンクなどを通じて日常生活を支える支援も広まりを見せていった。

誰もが感じたに違いない。人間というのは自分ひとりの力で生きているのではないということを。全体の中の一人として日頃気づかなくても多くの人に支えられて毎日の生活は成り立っているとあらためて認識する機会でもあった。
そして何よりも人間の力なんて地球の大自然の前には何と小さいものなのか、そうしたことも知ることとなった。人間が少しの間活動を自粛しただけで自然界の自浄作用を目の当たりにしたものだ。地球は無機質な惑星などではなくて、この大自然を大自然たらしめている地球は、私たちと同じように生きているということなのだ。

その地球の上で私たちは何を思い、何を求め、何のために生きているのだろうか。あらためてそのことを考えてみた。
自分さえよければいい、自分の国さえよければいい。そのような思いの究極が戦争なのではないだろうか。人の命を犠牲にしてまで自らの欲望を実現しようとするその先に何があるのだろう。

人の思いにはエネルギーがある。引き寄せの法則といえば今や周知のものだろう。同じ思いは引寄せ合う。悪想念、善想念。一人ひとりの思いは小さなものかも知れない。ほんの些細な思いでも集まればやがて大きなエネルギーとなりこの地球に悪影響を与えるものとなる。

私たち人間が知らず知らずのうちに吐き出し続けた悪想念に地球が苦しんでいるに違いない。その悪想念をふりはらおうと地球が身震いしているように思えてならない。

天変地異のような危機的状況のなかでは思いをひとつにできる私たち。
それが本来の私たちの姿なのだと思う。
どうかその事を思い出して同じ地球に生きる一人ひとりとして、大自然の中で調和し愛にあふれた平和な世界に伸びやかに生きられますように。

足りないものは補い合って支え合って生きていく。
自分のものと思っているものは全て自然界からの恵みなのだから。


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