はじめまして!〔卵巣腫瘍+開腹手術 道々の記①〕
このページをご覧いただき、ありがとうございます。
2021年秋以降、それまで病院通いとは縁遠かった私の身におきた、卵巣腫瘍の発覚から、病院での診察〜検査〜入院〜開腹手術〜術後の経過、退院後の生活等の一連の体験は、まるで、未知の世界へ旅をしているようでもありました。これらの体験を、一つの旅の道中に起きたことと捉え、忘れないうちに綴っておこう…と、タイトルを「卵巣腫瘍+開腹手術 道々の記」と名づけました。
最初に「卵巣が腫れている」と指摘されてから、卵巣腫瘍について、治療法について、ネット上で調べ、更にいろいろな方の体験記を読みましたが… 婦人科の病気に関しては、妊娠出産への配慮が必要な、若い世代の腹腔鏡下手術についての記述が多く、閉経後の50代で開腹手術についてのものは、なかなか見つからなくて、心細く感じました。
そんな訳で、この「道々の記」がこれから卵巣腫瘍で開腹手術に臨まれる、私と同じ様な年代や病状の方たちに、少しでもお役に立てれば幸いです。
まずは自己紹介
●年齢:50代後半(2021年秋の発覚時。閉経から約5年経っています)
●出産経験:なし
●病歴:特に大きな病気、持病なし
●家族構成:夫と二人暮らし
振り返ってみると、ちょうど閉経前後から入院手術までの5〜6年は、仕事や写真の活動と、転居、父の急逝、義母の看取り、母の介護、母の転居と実家の片付け、などが相次いで慌ただしく、今までにないストレスを抱えて過ごしていました。。。
発覚したきっかけは、、、
私はフリーの写真家ですが、都内の専門学校や高校等で写真の非常勤講師もしているので、自治体や職場で、1〜2年に1度は、一般健診と特定健康診査、大腸がん健診等を一通り受けていて、これまで特に大きな異常は見つかりませんでした。
ただ、婦人科検診に関しては、、、 若いころはだいぶ生理痛や生理不順に悩まされて、それなりにお世話になっていましたが、出産経験もなく、閉経後の更年期もあまり問題なく過ごせていたこともあり、ついつい億劫で…ここ何年も足を運んでいませんでした(汗汗)。
独身時代が長かったので…もう妊娠することもないだろうと思った30代後半に、当時かかっていた婦人科の医師が「小さな子宮筋腫がいくつかありますね。でもこの年齢の出産経験のない女性が、なんらかの子宮筋腫を抱えているのは珍しいことではありません。このまま定期的に経過観察をして、特に問題なければ、死ぬまでお腹に抱えていくのでしょうね…」とおっしゃっていたことは、頭の片隅にはあったのですが。。。
そんな私が、昨秋、やっとここ数年の目まぐるしい展開がひと段落してホッとして、「ひとまず、新型コロナの感染拡大も落ち着いている今のうちに、長らく放ったらかしにしていた自分の体のメンテナンスをしよう!」と思い立ち、更年期でもあるし、気がかりではあった婦人科検診も組み込んだ人間ドックを受けたことで、卵巣腫瘍が発覚しました。
治療を受けるタイミング
幸いなことに、この卵巣腫瘍の発覚から入院・手術・退院まで、2021年10月後半から2022年の年明けまでの間は、新型コロナウィルスが世界中で猛威を震いはじめてから…久しぶりに日本の感染状況がかなり落ち着いて、近場の外出などは、感染予防対策に気を配りながらも、ある程度は自由に行動できる…と感じられていた時期でした。
人間ドックの受診や、その後の病院への通院、検査、入院・手術・退院も…気をつけながら、比較的、安心して治療を受けられる時期であったこと。
そんな巡り合わせも、天の計らいのように思えて、本当に有り難く感じています。
このnoteを読んでくださる方が、既に治療中か、これから治療を受けられる状況だとして… 世の中の状況も、タイミングも、それぞれに違っていると思いますが…
それぞれの方にとって、治療を受けられるタイミングが最良の時でありますように!!
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