見出し画像

卵巣が腫れている!? 〔卵巣腫瘍+開腹手術 道々の記②〕

久しぶりの人間ドック+婦人科検診ということで、なんとなく敷居が高く感じていた私は、女性の医師とスタッフによるレディースドック・プレミアムというコースを予約して、2021年10月27日(水)の午前中、仕事の行き帰りにも寄りやすい、都心のオフィスビル内にあるクリニックを訪れました。

婦人科選択オプション

今回、私が受診したレディースドック・プレミアムでは、コースメニューの他に、婦人科選択オプションとして

  • ハイリスクHPV検査

  • CA125(卵巣腫瘍マーカー)

  • 子宮体がん検査

  • 女性ホルモン(更年期ホルモン)検査セット

…の4種の検査の中から、1つ選ぶことができました。受診を申し込んだ時点では、更年期のケアも考慮に入れていたので、迷わず『女性ホルモン(更年期ホルモン)検査セット』を選択しました。

クリニックの様子は…

予約時間の少し前に着くと、すでに大勢の人が、受付や検査の順番待ちで、椅子に並んで座っています。最初は驚いたけど、検査は項目ごとに、小分けに、部屋ごとに進められていて、待機する椅子もあちらこちらに設置され、一つの場所でじっと待つ時間は短くなるように考えられていました。

受付にパーテーション設置、館内の此処彼処ここかしこに手指消毒用のアルコールも設置され、スタッフのサージカルマスク着用+検査によってはフェイスシールドやアイシールド着用など、さまざまな新型コロナウイルス感染症の予防対策が実施されていました。

もちろん、受診する人たちも皆、受付時に検温、マスク着用、検査着に着替え、待ち時間はスマホで館内専用のQRコードから電子マガジン読み放題、なので、おしゃべりする人は皆無。安心して検査を受けることができました。

いよいよ婦人科検診へ

いくつかの検査を経たあと、婦人科検診の部屋に呼ばれ、緊張しながら入りました。婦人科の先生は、受付に提出した問診票を見ながら、「子宮筋腫があったんですね?特に治療や手術はしてないの?死ぬまで抱えていく感じかしらね…」とニコニコしながら、「息を吐いて、リラックスしてくださいね〜」。

サクサクと内診と経膣エコー(超音波検査)に進んでいきます。

卵巣が!?!

「おや?卵巣がだいぶ腫れているわね。子宮筋腫がわからないくらい」「精密検査を受けてください。卵巣の腫瘍はがん化しやすいから、手術を念頭に置いて」「街のレディースクリニックに行っても、MRIを撮るのに外部の医療機関を紹介されて二度手間になるから、最初から大学病院か総合病院に行ってください」と矢継ぎ早やつぎばやに話されます。

突然のことに、頭が真っ白になっている私。「この人間ドックの検査結果が送られるのは、およそ3週間後。検査結果に、宛名のない紹介状が同封されます。大学病院や総合病院によっては、病院名、医師名の宛名がない紹介状は受け付けてくれないところもあるから、受診前に確認して、必要なら、宛名入りの紹介状を依頼してください。有料になります。」と、先生の更なる説明のお言葉に、押されるようにして婦人科検診の部屋を後にしました。

…心配だったのは子宮筋腫だったのに…
…確かに、ここしばらく下腹部が少し出っぱって硬い感じ…とは思っていたけど、それ以外は何の自覚症状もなかったのに… 

…こんなことならオプションで「CA125(卵巣腫瘍マーカー)」を選んでおけばよかった… 
…いやいや、どうせ卵巣の精密検査をすることになるんだから、今回は「女性ホルモン(更年期ホルモン)検査セット」を選んでよかったんだ…

頭と心がざわざわしながら、他の検査を待つ間に目に留まった『卵巣のう腫と診断された方 卵巣のう腫の疑いがある方へ』というA4のチラシを、廊下のラックから一枚抜き取り、読もうとしました。…でも、その時は、さすがになかなか頭に入ってこなくて…検査中の貴重品持ち歩き袋の中に、そっとしまって持ち帰ることにしました。

他はあまり問題なさそう

残りの検査も終わり、最後に、今日の検査結果について、内科医師の説明を聞く番が回ってきました。その先生のお話では、内科の健診で現時点でわかる検査結果からは特に大きな問題はなさそうでした。「ただし、人間ドックの検査結果は、数人の医師による精査の上で結果報告を出すので、今日お話しした内容と、検査結果報告書の内容に違いがある可能性もありますので…その点はご了承ください」と、念押しをされて終わりました。

人間ドックの全ての項目が終わったのはお昼すぎ。着替えを済ませ、会計を終えて、クリニックを後にしました。空間にゆとりがあって、静かに落ち着いてお昼を食べられそうなレストランを探し、ランチを食べながら…「この後、どうしよう。。。」と茫然としていました。(つづく…)

画像1


人間ドックのおまけ

クリニックの館内限定で、QRコードからスマホで電子マガジン読み放題だったサービスのおかげで、待ち時間に、noteでも有名な清水ともみさんの「私の身に起きたこと」のシリーズ全部を読むことができました!嬉しい収穫でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?