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【ディーラーの車検は高い!】って思っていませんか? ディーラー車検の【真実】を解説します。


こんにちは、みっちーです。


マイカーの車検はどこにお願いしていますか?

ディーラーで車検をする方が6割強だそうですが、
やはりディーラーに車検をお願いしている方が多いのではないでしょうか?


しかし、「ディーラーの車検は高いよな、、」
とおもっている方もいることでしょう。


そこで今回は、ディーラーの車検はナゼ高いのか?をすこし深堀りしていきましょう!




ディーラー車検は高い!

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結論から言うとディーラー車検は高いです!
身もふたもない話ですが事実ですよね、他と比較してみると。


じゃあなぜディーラーの車検が高いのか?
他とは何が違うのか?
高いのには何かワケがあるのか?

そこらへんを少しくわしく見ていきましょう。




車検費用の内訳からみる高い理由

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車検の費用は、ざっくり「法定費用+車検整備費用」の2つからなります。


法定費用は、ディーラー以外で車検をうけても変わりません。
法定費用とは、「重量税+自賠責保険料+印紙代」の3つです。この3つは税金、保険料、国に納める手数料ですので、車検を実施するディーラーや整備工場で値段を決めているわけではありません。とうぜん値引きも出来ません。


ですからディーラー車検の料金が高くなるのは、車検整備費用になります。


車検整備費用も内訳は基本的に、「24か月点検料+完成検査代行料+各種交換料」になっています。
24か月点検料+完成検査代行料は、各ディーラーや整備工場ごとに料金設定をされていますので、ここで料金差が発生します。
各種交換料も、工賃、部品代がちがいますので、ここでも料金差が発生します。


そしてディーラー車検が高くなる要因は、「予防整備をする」からです。
予防整備とは、つぎの車検まで、つまり今後2年間クルマの故障が出ないようにあらかじめ故障しそうな部分は整備しましょう!ということです。

予防整備をしておけば、しばらくは安心してクルマに乗れるし余計な心配をしなくてもいいので助かりますよね。


しかし、あれもこれも部品交換、修理しましょうでは車検費用がバカ高くなってしまいます。ディーラーの車検が高くなるのは、この予防整備を推奨しているところにあります。


というわけで、法定費用はどこで受けても変わらないものの、基本料金、工賃、部品代が高かったり予防整備を推奨しているためにディーラーの車検は高いとなってしまいます。




ディーラー車検のメリット

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車検の費用面だけをみるとディーラー車検を受けるメリットがないように感じますが、もちろんディーラー車検の良さもありますので確認していきましょう。



※質の高い点検・整備

やはりなんと言って整備技術の質の高さではないでしょうか?

ディーラーでは独自の教育でメカニックを育成していますので、国家資格を持っているだけではなく、メーカー固有の技術的な知識があったり、国家資格以外の知識があったり、ディーラーのメカニックでなければ知りえない知識を持っています。


またディーラーの工場は、ディーラーのサービス本部やメーカーなどのバックアップもしっかりあります。
ディーラー店舗内で解決できないような場合でも解決に向けたアドバイスなどが得られ、クルマの整備の品質向上につながっています。

このようなディーラーのメカニックに対する教育体制が、質の高い整備につながっているのでしょう。



※メーカー保証が受けられる

新車を購入すると、新車から3年ないしは5年のメーカー保証が受けられます。これはやはり新車を販売しているディーラーならではですよね。


ごく稀ではありますが、早期の故障はあります。そんな時でもメーカー保証があれば安心して修理ができますよね。
なにか故障があって修理する際に、整備料金がかからないのはクルマを所有していて安心材料の1つになるのではないでしょうか?



※純正部品が使える

部品の交換となると、ディーラーは基本的に純正部品を使います。

純正部品が良くて社外品が劣悪なわけではありませんが、値段なりの差はあります。

純正部品は車種ごとに専用設計されていますので、性能やフィット感、耐久性などは勝っているはずですね。


実際にクルマをつかっていて体感できる差ではないですが。。。



※取扱い車種の知識が豊富

ディーラーは取り扱っているクルマの車種がディーラーごとでちがいます。
ユーザーさんがクルマを買い求める際は、欲しいクルマを取り扱っているディーラーで買います。そしてアフターサービスは買い求めたディーラーにお願いする方が大半です。


当然メカニックが日々整備や点検にたずさわるクルマは、そのディーラーの取り扱いのクルマが多くなります。たずさわる回数が多くなればそれだけ経験が増えて知識も増えます。クルマごとの傾向や対策なども身についてきます。この数の差はおおきなアドバンテージになります。

そのほかにも、整備にかかわる専門の修理書や配線図は基本的にはディーラー内でしか閲覧できませんので、やはりディーラーとしてのアドバンテージになります。


とうぜん取扱い車種には詳しくなりますので、ユーザーさんにとってはすごく安心できることでしょう。



※予防整備をしてもらえる

ディーラー車検が高くなる要因でデメリットではありますが、予防整備をすることはおおきなメリットでもあります。

定期的に点検やオイル交換をされるユーザーさんであれば問題はないのですが、車検しかクルマを整備工場に入れないユーザーさんもいらっしゃいます。車検から車検までは2年ありますので、そのあいだにクルマが故障することも考えられますし、出先でクルマが止まってしまうことも考えられます。

最悪の事態を想定して、なるべくリスクのないように前もって整備修理をオススメしているわけです。


しかし、なんでもかんでも修理、部品交換では車検費用がバカ高くなってしまいますので、ディーラーではユーザーさんの入庫歴から、部品の交換時期や整備を推測して必要なところだけをオススメしています。予算の都合で後回しにする整備があっても、整備内容を見積書としてお渡しし保管してもらったりしています。
ディーラーにもよるかもですが、、、


ディーラーの入庫歴のデータにもとづいて、部品交換や整備の提案をされるのは安心で、余計な整備をすることもないので経済的ですよね。




ディーラー車検のデメリット

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ディーラー車検は、ディーラーゆえのデメリットもあります。それではディーラー車検のデメリットについて見ていきましょう。



※車検料金が高い

真っ先におもいうかぶデメリットといえば、「車検料金が高い!」ですよね。
先の車検費用の内訳でもふれましたが、ディーラー車検は車検整備料金が高い傾向にあります。予防整備も料金を高くしてしまう要因ですね。


専門知識や高い技術力、専門設備など車検料金が高くなる理由はあげたらきりがありませんが、ユーザーさん的には高い整備品質で安い車検費用がベストですよね。


ディーラー側も料金が高いと思われていることは認識していますので、いろんな割引特典をつけたりと努力はしていますが、浸透したイメージを払しょくするのはなかなか大変です。


予算以上に車検費用がかかりそうな場合は、ディーラーのスタッフと話し合ってみましょう。
いま整備が必要なもの、のちのち整備が必要になるものに分けて整備をしてもらうのも一つの方法です。



※新車への買い替えをすすめられる

ディーラーは整備工場だけではなく、新車の販売をメインとしています。正直、車検を取ってもらうよりも新車に買い替えてもらいたいのが本音です。

ですから車検がちかづいてくると、新車への買い替えをすすめてきたり、車検の見積りをしてもらって高額になるようなら買い替えをすすめてきたりします。


なんとなく買い替えを覚悟しているユーザーさんには、背中を押してもらえるキッカケになることもありますが、まったく買い替えるつもりのないユーザーさんからするとうっとうしいかもしれませんね。。。




ディーラー車検を安く受ける方法はある!

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ディーラーで車検を受けるメリット・デメリットをみてきましたが、

「ディーラーで車検を受けたほうが安心だよな」
「でもやっぱり高い!すこしでも安くならないかなぁ」

すこしでも費用を抑えたい方も多いかと思いますので、ディーラー車検をすこしでも安くする方法をお伝えしていきます。



※メンテナスパックに入る

メンテナスパックとは聞きなれない言葉だとおもいますが、簡単にいうと定期点検とオイル交換などがパッケージングされた商品だということです。

各ディーラーでそれぞれ内容が微妙にちがいますが、基本、点検とオイル交換がパックになっています。最近は、カー用品店でも同じような商品がありますね。


半年ごとにディーラーで点検とオイル交換をされるユーザーさんであれば、メンテナンスパックに入った方が断然お得になります!

そして、メンテナンスパックに入るのであれば車検からのコースに入りましょう。そうすることで車検時に支払う金額は高くなりますが、定期点検をふくめたトータルではお得になりますのでオススメです。



※短時間車検を使う

一部のディーラーでは短時間車検を実施しているところもあります。
クイック車検、ハイパー車検、スーパー車検 etc 、、、呼び方はさまざまですが、短時間車検は通常車検にくらべてお得な価格設定になっています。

「短時間でしっかり見てもらえるの?」
「手抜き車検なんじゃないの?」

ユーザーさんから不安の声をきくことがありますが、
安心してください!ちゃんと見てますよ!
とディーラーから言われることでしょう(笑)


事実、手を抜いていることはなく、通常車検とおなじ点検項目を点検し、オイル交換などをおこない、完成検査から書類作成までと何ら変わらず車検をおこなっているのです。


違いは、短時間車検専用の道具をつかい、専用の作業手順に沿って複数人でおこなうのが短時間車検です。


もし時間の都合があえば、「速い・安い・上手い」短時間車検を受けるのをオススメします。




ユーザー車検という選択肢

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やっぱりどうしてもディーラー車検は高すぎるというのであれば、ユーザー車検という選択肢もあります。車検費用を極力おさえたいのであればユーザー車検しかありません。


ユーザー車検には、「法定費用+車検整備料金」「車検整備料金」の部分がかかりません。
「法定費用+検査手数料」のみです。


「車検整備料金」は各ディーラーやカーショップ、カー用品店 etc などで料金がまちまちなので一概には言えませんが、ユーザー車検とくらべると2~5万円ぐらいは違ってきます。


ただ、ユーザー車検はその名の通り、ユーザー自らが手続きやらクルマの持ち込みやらクルマの点検整備をやらなければならないため、ハードルが高くしり込みしてしまいますよね。。。


以前、有料版にはなりますがユーザー車検の受け方を簡単に解説したnoteを公開していますので参考にしていただければ幸いです。

結論を言ってしまうと、ユーザー車検はすごく簡単です!

「あれ?こんなにアッサリおわるんだ。。。」
「簡単でこの料金ならアリだなw」

なんて思うはずです。


自分ではちょっと、、という方は、ユーザー車検代行業者さんもありますので選択肢の一つになりますね。ただ、代行業ですので当然代行手数料がかかりますから、自分でやるよりは費用がかかります。


ユーザー車検は、車検費用をホントに節約したい、節約せざるをえない状況、めっちゃ興味がある方にはオススメの方法です。




まとめ

ディーラー工場

いかがだったでしょうか?


世間的にもディーラーの車検は高いといったイメージですが、最終的な判断はユーザーさんの車検に対する考え方ということになります。

✔ 安かろう悪かろうでは、かえって高くついてしまう
✔ 少々高くても、ディーラーの技術力で安心したい
✔ 車検ぐらいしかクルマ屋さんに行かないからちゃんと見てもらいたい
✔ 車検後のトラブルなどもちゃんと面倒見てくれそう


などなど、少し高くてもディーラー車検を受けることで安心満足したいと思われるユーザーさんも多いことでしょう。


2年に1回の車検ですがなかなかの出費になりますので、予算やライフスタイル、乗り続ける期間などを考慮して失敗しないようにしたいですね。




さいごまでお読みいただきありがとうございました。