人と手を繋げなかった息子
長男とは3歳頃まで手を繋ぐことが出来ませんでした。
その頃は手を繋ぐと捻り上げてでも私の手から逃れようとするのが日常。どうしてなんだろうと疑問符が浮かんでは答えが見つからない日々でした。
幼い頃から多動性が目立ち、衝動のままに行動するので車に轢かれそうになる等の危ない場面に遭遇することも多々ありました。
そのため危険回避のためにも手を繋いでいたいけども逃げ出す、の繰り返し。
危ないよりは良いだろうと、仕方なく手首を握っていた記憶があります。手首も捻り上げて逃れようとするので、必要最低限にするよう気をつけていましたが。
そんな状況だったので、同年代くらいの母子の方々が手を繋いでいる姿を見ると、一抹の羨ましさを感じたものです。
いま思い返せば、感覚過敏なところがあって手を触られるのが嫌だったのかもしれないし、自分の意思で行動出来ないことが嫌だったのかもしれません。
そのことに思い至れず長男の苦痛に寄り添えなかったことは、当時の私の未熟さでもあると思っています。
長男は今でも手を繋ぐのは好きじゃないと言います。それでも、自ら手を繋ぎに来てくれる機会がとても増えました。
そんな小さなことが嬉しくてたまらなくて。
まだ小さな手を繋ぎながら今日もこの子を大切に愛していきたいなと思わせてくれるのです。
育児って難しいけれど楽しい!
これからも前向きに、子どもに寄り添いながら育児をしていきたいと思います。
2024.8.31 タイトル一部変更
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?