会社をつくる過程で感じていること
ひとえに「働く」と言えども、自分のフェーズによってその定義というのか、考え方が全然違ってくるものなのだな、と最近痛感しています。
これまでに、アルバイト、正社員、個人事業主という働き方を経験し、これから経営者という新たなフェーズに足を踏み入れていきます。
それぞれに「求められること」や「得られるお金」、「あるべき姿」が全然異なるものなんだと、ときに苦痛を伴いながらヒシヒシと感じます。
正社員というフェーズの中ででも、平社員と役職を持った社員とでは、また異なるマインドも持たなくてはなりません。
今、会社をつくっていますが、正直なところ僕はそれをカタチで捉えていたフシがありました。
もともと、会社をつくりたいなんて気持ちはなかった
もともと「会社をつくりたい」という夢のようなものはなくて、自分が社会に対して抱く違和感をどうにかしたく、その過程で会社というものがあれば、もう少し大きく動かせるんだな、ということを経験から実感していきました。
間違ってはいないのだと思いますが、しかし、会社をつくる過程で、そんな"こじんまり"としたスタンスではいかんのだな、と感じています。
自分を始め、期待してくれている方々に対し、夢というのか希望というのか、なにか圧倒的なワクワクを示す存在でなくては、どんなにカタチが整おうとなにも実現しないな、と思います。
人に夢を与えることは"おこがましい"?
人に夢を与えるなんてどこか、"おこがましさ"を感じてしまいます。
が、それではいけない、と切に思う。
今回の設立にあたって、本当に色んな方々からのバックアップをいただいております。本当に。
どんな事業をやっていくのかを、それぞれに説明しに回る中で、関わる人それぞれにそれぞれの覚悟が必要で。
そんなたくさんの覚悟を目の当たりにすると、そこに"おこがましさ"を感じている場合ではない、却って不誠実だな、と思うのです。
今月には登記が完了し、諸々と具体的に動いていきますが、自分のマインドも変えていかなきゃいけないなと。
「情」と「ビジネス」は切り分ける
最後にもう一つ痛感しているのは、「情」と「ビジネス」は切り分けて考えなくてはならない、ということ。
自分で言うのもなんですが、僕は「情」に厚い人間で、人に対する共感性が高い人間です。
目の前の困っている人に対し、自分になにができるのか?をときに利益度返しで行動してきました。
だからこそ、今自分が立っている基盤ができたと思っています。
しかし、これからはそれだけでは成り立たないと感じます。
今までは何か割食うことがあっても困るのは自分だけで済みました。が、これからは「ビジネス」的な不利益は、支えてくれるみなさんからの信頼を損ないます。
「情」は「情」で大切にしながらも、自分の会社にとって必要か不必要かの判断をそのときどきでしていかないといけません。
「情」に流され、会社が潰れてしまったら元も子もありません。
と、いった具合に。
自分のマインドセットも変えていかなきゃいけないんだなと、手続きが進むにつれ感じる日々です。
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